2023-08-26 短歌 67 スキップがへたな君です 浮橋の波のリズムに歩幅を合わせ 極道は極道だけと恋をする 銃の代わりに構える微笑み 地元には仕事はないけど家はありDSライトの画面の磨りへり 月洩れの窓にはやわ罅 作品をいいねと言われたこと忘れない 14時に正午を探してわが自殺不可能なまま褪色しゆく 近代化 歓声のなか地下鉄が僕らのベッドに開通します 年一度 夏痩せ気味の君と会い音楽をかけて向かう湯沢町