最高に面白い洋画のランキングを作りました ほか

 

日清のとんがらし麺 うま辛海鮮チゲ

日清のとんがらし麺 うま辛海鮮チゲ | 日清食品グループ

 辛くて安いカップ麺で手っ取り早く辛欲を満たしたいな、という気持ちだったので、「日清のとんがらし麺 うま辛海鮮チゲ」を買って食べた。

 

注目したいのは “ビーフのうまみ” 。ポークやチキンとは違うベクトルのビーフが個性的なポイントになっていて、この旨味が “韓国の” 海鮮チゲっぽいと思える連想の大きな要因の一つかもしれません。焙煎唐辛子の芳ばしさも心地よく、程よい辛さと後引く旨味が絶妙な中毒性は劣化することなく踏襲されています。

【実食】日清のとんがらし麺 うま辛海鮮 辛さ1.7倍の激辛パウダーに進化!

 カップめんは必ずカップ麺レビューブログを読んでから食べる、という自分ルールがある*1のですが、こちらの商品はけっこううまみに特徴があるとのことで期待が持てた。……実食時にはもうちょっとうまみがあったほうがいいかな、と思って手元の白だしでごにょごにょしたりもしたのだが、しかしおいしかった。

 具やめんは貧相なので辛さ以外も求めたいときには合わなそうだけど、辛みは十分。ストレスを感じるほど辛すぎる、というほどでもない。いいカップ麺でした。別添えの辛パウダーで細かな調整ができるのもうれしい。

 

最高に面白い洋画のランキングを作りました

【決定版】最高に面白い洋画のランキングを作りました【視聴者1000人に聞きました】 - YouTube

 おませちゃんブラザーズのこちらの動画を見ていた。サブカル系YouTuberである彼らが、サブカル好き視聴者に広くアンケートをつのり、「サブカルチャンネルならではの」映画ランキングを作るという企画である。

 しかし、実際に見てみると「ふざけるな!」と思うような内容であった。もっとキモいランキングが見たかったよ俺は*2。視聴者はもっとニッチな映画を、マウントが目的のもっとキモいアンケート結果を送るべきだったんですよね。

 

 なので、自分の心を慰めるのもかねて、個人的な「最高に面白い洋画のランキング」*3を作成しました。どうぞ、気が向いたら見てみてくださいね。

 

1位 コヤニスカッツィ

2位 アンダーグラウンド

3位 アマデウス

4位 さよなら、人類

5位 ワンダーストラック

6位 セカンド・カミング

7位 パリ、テキサス

8位 ミツバチのささやき

9位 マグノリア

10位 山の郵便配達

 

ヴァレリー・アファナシエフ『ピアニストのノート』

動物と暮らす方が、おそらく人生は楽だろう。ワニとではない。

『ピアニストのノート』(ヴァレリー・アファナシエフ,大野 英士):講談社選書メチエ|講談社BOOK倶楽部

 という本を読みました。著者は有名(たぶん*4)なピアニストで、音楽や音楽業界、演奏家という職業についての思索を、科学者の本を引用したり自分のエピソードを挟んだりしながらつづっている。音楽を職業とし、音楽を愛し、科学を愛し、文学にはそこまで興味がない*5で人物の手による文学的なエッセー、といったもののようである。

 

 本が何を言っているのか僕にはまったく分からなかったが、それはそれとしてけっこう面白い、記憶に残る本でした。

 ふつうに文章で身を立てようとしている人が本を書くと、こういうわからない、嫌みの多い、まとまりのない文章というのはあまり書かれないので、こんな文章を本で読むことがあるのか~とちょっと新鮮な気持ちになる。あとがきで明かされるこの本の誕生の経緯もやっぱりへんで、「ほえ~」となった。

 

 あまり人にすすめるような作品ではないが、もし興味があったら手に取ってみても退屈は…、100%退屈はしないと思います。75%くらいはするかもしれない。

 

私:しばしば、音楽が自分の両手の間で暖かくなっていく物体のように感じられることが私にはあるけどね。

 

*1:そのほうがおいしく食べられるため。

*2:3人が「これはなんやかんや外せないよね」「結局それになっちゃうよね、わかるわ~」などとランキング結果を擁護する切ない姿は見たくなかった。

*3:動画にならって、「洋画」の定義は「外国語の映画」である。

*4:言葉が自信満々なのでたぶんすごいピアニストなのだと思われる。

*5:けっこう文学が音楽と比較してディスられるのだが、とはいえ文章好きじゃなきゃこんなに文章書かないでしょ!というツッコミは入るので、なんというか、曲がった作品である。好きです。