「親戚からチケットをもらえそうなんだけど、『琉球展』だれか一緒にいかない?」とグループラインに投稿があったのがちょっとまえのこと。ぱっと調べてみたところちょっとお堅めの内容の展で、僕が見にいっても知識不足でそこまで楽しめないかな、という感じだった。
ただ、僕は地元が好きだし、「本土復帰50周年!」と高々と打ちだしている記念イベントにもし人があんまり集まってなかったら切ないな、と思って手を挙げることにした。どうせタダだしね。
というわけでその友人とスケジュールを合わせて、待ち合わせをしたんだけど会うなりその友人に「今日これからどうする?」と聞かれたのでびっくりしてしまった。チケットを忘れてきたらしい。しかも、現地に前乗り宿泊していて朝「チケットをなくした!」と気づいて取りにわざわざ家に1回取りに帰ったのにそのタイミングでも忘れてきたのだという。
「本当にごめん……」と落ち込んでいて、さすがにかわいそうなので一旦ややぜいたくなご飯を食べにいくことにした。*1で、色々落ちついていっしょに正規料金を払って見に行ったのがこちらの「琉球展」である。
開催趣旨
令和4年(2022)、沖縄県は復帰50年を迎えます。かつて琉球王国として独自の歴史と文化を有した沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争という困難を乗り越え、現在もその歴史、文化を未来につなぐ努力を続けています。本展は、王国時代の歴史資料・工芸作品、国王尚家に伝わる宝物に加え、考古遺物や民族作品などのさまざまな文化財が一堂に会します。
見どころ
・琉球国王、尚家400年の貴重な宝物が一堂に
・100件を超える国・県・市指定文化財が集結
・琉球の美と技を今に伝える、圧巻の模造復元作品
といった展である。僕の知識不足もあってそんなにちゃんと楽しめた気はしないのだけど、でもボリュームがあってゴージャスで良かったです。個人的には日本では沖縄でしか出土していないという「オスマン帝国の貨幣」をみたときにいちばんテン上げでした。世界史のほうが好きなんです。
あと、沖縄独特のすごろく「『生』のマスからはじまって、『忠』や『仁』などの徳を積んでいき『聖人』を目指す、一方途中のマスで盗みなどをおかしすぎて『悪徳』がたまってしまうと『死罪』と書かれたマスに送り込まれてゲームオーバーになる」というのがあって面白かったです。1回友達とやってみたいね。
「ちむどんどん」効果なのか、いがいと「琉球」に興味を持つ人が多いのか、展示はけっこう人がいたので良かった。場所は上野公園にある国立博物館。6月26日までやっているみたいなので、行ってみたいかたはぜひ。連絡してくれたら、友人のチケットが余っているのでただで見れますよ。
*1:ひさびさに焼肉でした。