2021-12-07 短歌 40 競争を逃れ廊下のアサガオがつかまり立ちをする夏休み 展示室送りになった化石たち すみからすみまで研究されて 甘口のレトルトカレーもキッチンに当然あるようになって 二年目 ひび割れを玉子にいれて問うきみのどちらにしても月の裏側 幸せになってあなたを待たせたい みかんが甘くなるころ思う 企画展 凡庸なものがこわいのはこれから僕がそうなるからだ 雨だけどたぶん部活でそのあとは焼き芋を食べて帰る一日