最近「面白いな～」と夢中になっているYouTubeチャンネルがこちら。内容としては細長くて高低差があるため、買い手の技術が試される土地を現地の映像に合わせてゆっくり解説するというもの。
こういう珍物件を見て「なんでこうなってんねん」と楽しむというのはYouTubeに限らずインターネットではとてもメジャーな娯楽ですが、このゆっくり動画はちょっとおかしくて、現地にある本当の不動産会社がやっているチャンネルのようなのですよね。
まあ今のご時世そういうふうにいろいろなメディアを活用してマーケティングをしていくのはめずらしいことではないか…、と一瞬納得しかけましたが、にしても「ゆっくり解説」なことある？
しかも、動画の内容もけっこうゆっくり解説に寄っていて、物件のトホホな点（雨漏りがある、まともな道路に面していない、残置物多すぎなどなど）をゆっくりたちが「やれやれだぜ」「安いからしかたないね」みたいなゆるやかさで語るんですよね。見込客に見せる内容ではなくない？ 不動産の営業ってもっと嘘があり、ハイテンションなものだと思っていました。真逆の世界が広がっている。
まあ宣伝としてどうなのかはさておき、かなり変わった出自のゆっくり動画ということで面白いし、また、実際に物件の中身を動画とともに見ていくことで、チルや無常の感覚が得られるのが良いんですよね。生活感が感じられて、ここにかつてあったであろう世帯の物語が偲ばれるというか……。コンテンツとして非常に面白く、片っ端から再生してしまった。
しかも見ていくうちに、いつの間にか住所を調べて近くのスーパーなどを確認してしまっている自分に気づくんだよな。たんなる興味の対象ではなく、実際にアリかナシかの視線でもって立地や築年数、トイレやキッチンの設備などを見てしまう。
人によっていろいろライフスタイルの設計はあると思いますが、こういうわけありで安価な家を早めに購入して、社会的生活を減らしその分を瞑想に充てて暮らす、というのは個人的に非常に魅力的なプランではあるのである。
どちらにせよこんなにルーズで魅力的なゆっくり動画はほかにない*1と思います。物件が好きな人や変わったゆっくり解説収集が好きな人、または禅の心を持ち高松移住を検討している人などに、非常におすすめできます。夢の中でしか出会えないような神コンテンツだ。
会社HP（こちらはちゃんとしている）：家・マンション・土地の売却なら｜高松市のよつば不動産
*1:供給ルートがあまりにも限られている。
