たこ焼きパーティーは日本人の日常に深く浸透したパーティー・イベントなので、たこパをしたことがあるというひとは珍しくはないと思う。だが、二日連続でたこパをしたひととなるとけっこう珍しくなってくるのではないだろうか。
医者をやっている友達ととくになにもやっていない友達がいて、「たこパするけど来ない?」という連絡が来た。16時半に友人宅に集合、というふうに取り決めたのだけど、僕の不徳の致すところにより実際に集合できたのは18時でしかも僕の家だった。
パーティー自体の盛り上がりはいまひとつだったが、たこ焼きが美味い!ということがあまりにもあったので、そのまま二日続けてたこパをすることになった。二日続けてたこパをしたことによって、たこ焼きに入れるとおいしい具についての知見が深まったので、それをランキング形式で発表していきたい。
たこ焼きに入れるとおいしい具ランキング
1位 たこ
たこパをするとなると「たこ以外にもいろいろ入れてみようぜ!」となりがちで、それ自体はべつに悪いことではないと思うのだけど、全具のうち量で6割くらいはたこにしておいたほうがいい。たこがいちばんおいしいです。
2位 ヤングコーン水煮
たこ焼きのなかにいれる具は、「食感に特徴があって、たこ焼きのなかでコアになれるもの」にすると良い、という経験則からロジカルに見出した答えであるが、これが想定よりもとてもおいしかった。
おいしいけどまあつぎはたこにするか、といった程度のおいしさではない。ひと玉口に運んだあとさらにもうひと玉、「ヤングコーンどれだっけ?」と積極的に探してしまうくらいおいしい。
3位 レトルトハンバーグ
たこ焼きを食べている、といった雰囲気の食品にはならず、とびぬけておいしいわけでもないのだけれど、ハンバーグとたこ焼きを別個に食べるのとはまた違った趣のする新しい食べ物になっていてとても良かった。
最悪ハンバーグだけ食べてもいいのでつぶしも効くことも高評価ポイントである。
たこ焼きに入れてもいまいちな具ランキング
1位 いか
僕は試してないのだけど、いかもたこも似たようなもんだろ、と思っていれたら大間違いらしい。なんか食べていかだったときのがっかり感がすさまじいのだとか。
2位 キャベツ太郎
中で溶けて中空のたこ焼きになる。中空のたこ焼きが食べたいときは買ってもいいかもしれない。たこ焼きを焼いているあいだに食べることができるので、あって損ということはない。
3位 刺身
俺はべつに悪くはないんじゃないかと思ったけど、友達はかなり嫌がっていた。魚の生焼けの触感と臭みを許容できるかどうかが分かれ道なのかもしれない。
番外編
僕の健康を案じた友人が「酒を飲むなとは言わんが…」と言いながらくれた。これを酒といっしょに飲んでおくとウェルニッケ脳症を予防できるらしい。たこ焼きに入れたわけではないのだけど「食感に特徴がある」という条件は満たしているのでおいしいのではないか。ウェルニッケ脳症も予防できるし。