短歌 5

 

この夏にできたばかりの親戚が僕を誘って行く秋葉原

 

 

バイト後は飲み会があり月の死の砂漠にいつかみんなで行くの

 

 

黒板に補助線を引く先生の補助線がとてもまっすぐだった

 

 

海にうといお前と海へ 車内ではお前はスピーカーと同じか

 

 

兄ちゃんは愛国心の迷宮にいる けど夕飯に帰ってくるよ

 

 

僕たちのどちらもいないキッチンでしばらく交尾するハサミムシ

 

 

映画音楽 ふたりはカウチで眠くなりヴィオラがソロを取るときがくる