2020-08-11から1日間の記事一覧

短歌 16

口の端汚して僕は飽きていてあとは捨てられるだけの水あめ ほほえみを浮かべ林檎を切る母の林檎の芯のひとつの抵抗 ハンガーにかかったままでジャケットは彼の流儀で神に仕える 僕もまた上裸となって恋猫の夜のみだらな鳴き声を聞く 7月に異動があるって言わ…