2025-03-06 短歌 111 素直なる田舎の夕べ白鳥居断頭台の形となって 湯畑で心中する冗談を言い 僕らは宿で過去を調べた 通学路人間ばかりで嫌になる 沿って伸びてく散水ホース 教科書に鼻をこすって寝る君のあと70年続く人生 カラオケで動画撮ったから残ってる歌いかたを知らなかったころの君 派手な服着せてて良かった風車二基遠いほうの根元まで君は 寝ていると鼻が冷たくなり君は無力なキノピオ 嘘もつかずに