短歌 84

 

陽の色のビー玉海への坂道を転がっていく濁ることなく

 

 

豆腐丼醤油たらせば運命の出会いなら僕も負けていないよ

 

 

似顔絵に描き分けられて双子らの数年後なる巣立ちの時よ

 

 

納豆を10回まぜるあまりものとなった過去を想起しながら

 

 

夜更かしの後遺症アリ 父の日をはじめて父として過ごす日に

 

 

おみやげは冬物コートのポケットに ご覧クッキーあの日の海だ

 

 

もうすこし続くものだと思ってた結びもほどけて 温泉卓球