短歌 82

 

挑まずに負ける毎日のメモ帳にどこまでも伸びてゆく三点リーダ……

 

 

ダメな飼い主でごめんねまたひとり枕はひとつでいいんだけれど

 

 

ある日ふとこれでいいかといなくなる生きてて出会うたくさんの人

 

 

空き箱にボタンを五つなにぬねの何をするにも独りが好きで

 

 

山手には夕日の落ちる保育園10人クラスに先生ふたり

 

 

散歩してふと開ければ水車おんなじことに時間がかかる