短歌 43

 

餞別にしおりもらって秋からは本屋のない町でひとり暮らし

 

 

朝露に濡れ日時計のふと思う野宿者だった過去生のこと

 

 

「雨といえば?」でいちばん最初に思い出す人と登るよ午後の山道

 

 

帰り道ファミチキを買えば手が汚れ家で拭くまでそのままだった

 

 

模試のあとふたりはお出かけ 間違えたかもしれない問2のこと話して

 

 

今日終わるドラマいくつかの真実に気づいたふりをする100ワニ忌