自分の体の生理現象で好きなものってありますか? 僕にはいくつかあって、それを、……共有できるかどうかわからないのだけど、一応片側共有だけでも、ということで列挙していきます。
自分の体の生理現象で好きなもの1:伸びをすると首でギューッとなる音
朝起きたり、デスクワークがひと段落したりしたときに、伸びをしたり肩や首を動かすじゃないですか。そのときに、「ビビビビグニュニュニュギューー!」みたいな音が聞こえてくる(きますよね?)。この音を聞くのが子供のころからすごい好きだった。
もちろん、こういうストレッチはそれ自体として快なんだけど、体の感触というよりは音! この音が好きなんだ。THE石原風にいうなら俺は、……何楽器というんでしょうねこういうのは。アコーディオンとか?
子供のころはこの音を聞くために過剰に首を動かしていたため、首をよく攣っていた。
自分の体の生理現象で好きなもの2:まどろんでいるときに身体が不随意にびくっとなるやつ
ベッドに入って、眠りにつこうとするとき、意識があるのかないのかちょうど中間のとき、なにか考えているんだけどちょっとまえになにを考えていたか思い出そうとしても思い出せない、意識の宙ぶらりんの状態のときがあるじゃないですか。*1
そのとき、体が急にぴくっと1回だけ痙攣することがあるじゃないですか。その、意識してないのに自分の体が動いちゃう、なにこれ! あいまいな状態になった脳の誤作動!? みたいな感じが超爽快で好きなんですよね。
若いころはほとんどなくて最近になって出てきた生理現象なので、ひょっとしたら重大な神経の病気の前兆だったりするのかもしれない。それはそれとして気持ちいいのですが。
自分の体の生理現象で好きなもの3:右手甲の静脈を動かせる
これは上記2つとは違って感覚として気持ちいいものではないが(むしろ主観的には気持ちわるい)、精神的にはちょっと優越感というか、自己効力感が出るやつですね。
右手の甲に薬指に向かって走っている、骨なのかなんなのか分かりませんが、ぼうみたいなのがあるじゃないですか。それに並行して、静脈も通っているじゃないですか。僕はこの静脈をこの棒のうえにのせてぐにゃぐにゃと自由に動かせるんですよね。
さっき言った体の不随意運動の逆で、ふつう自在には動かせないはずの「血管」を自由に操っているんだ、……と思うとすごく達成感がある。子供のころは授業中ずっと動かしていたし、いまも仕事でままならないことがあって叱られるたびに、トイレで手の甲を見つめて、確かめるように動かしている。
これはたぶん、だれもの体ができることではないと思いますが(僕も左手ではできない)、これができることで僕のメンタルはかなり救われていると思う。
ありがとう、マイ・ボディ!
*1:とても気持ちよくて、この瞬間を体験するために生まれてきたんだって毎晩思う。