いま漢方が美味すぎてたまらん

 

 子供のころ処方されたときは、あまりの苦さに吐き出していた*1もの、漢方。大人になって、ちょっといろいろあってこの時期服用することになったのですが、「味、うまくね?」となって衝撃を受けている。

 

 冷静に考えて理屈はわかる。大人になってからお酒にハマり、妙な味がついたリキュールやスピリッツを、最初は背伸びだったが次第に好んで飲むようになった。それに加えて、ここ数年は変わり種のお茶とかハーブティーとか、変なスパイスとかを台所に置くようになり、「好き」だと感じる風味の範囲がかなり広がったというのは間違いのないことである。

 

 だからほんとは飲む前に「ひょっとして」と思ってもよかったのかもしれない。しかし結果はおなじことである。むしろ、先に予測しなかったからこそ強い衝撃として受け止められた。なんだろうな。あの玄妙な風味とそのブレンドがもたらす心地よさ。ここにきて、漢方が美味すぎてたまらん。

 

『金を使うならカラダに使え。 老化のリスクを圧倒的に下げる知識・習慣・考え方』堀江貴文/予防医療普及協会 | 幻冬舎

 これ、「漢方の味を楽しむ」を趣味に取り入れていくのもあり*2なんじゃないか? と思い、「漢方 おいしいから飲む」などと検索してみたのだが、……一応ちょっとしかまだ見切れていないんですけど、「不味いのは前提で、おいしく飲む工夫は?」みたいな情報しかヒットせず、漢方を楽しむというライフスタイル・趣味はすくなくともメジャーなものではないらしい。

 

 ということで、しばらくはちょっとコシの入った情報収集をする必要がありますね。とりあえず漢方についてなにも知らないので基礎的なことが書かれた本を読んで、それからいろんな漢方?を紹介した図鑑的な本も読んで、それからYouTubeとかで実戦者を探して、……などとロードマップを考えていると非常に楽しくなってきた。

 近いうちにツムラの株*3と最初の漢方を買ってみようと思います。ゆくゆくは友人を家に招いて、「珍しい漢方を買ったんだけど、いくつかテイスティングしてみない?」とふるまえるようになってみたいな。料理に加えるとかも全然ありな気がする。可能性は無限大です。∞。

 

*1:うっすらと甘い味がついた西洋医学の粉薬はむしろ好きで喜んで飲んでいたのだが、いまの味覚だと評価は真逆になるだろう。

*2:お酒よりだいぶサステイナブルであろう。

*3:「漢方がおいしい」というのは僕だけの感覚ではなく、全日本的なムーブメントになるポテンシャルがあるとまで今は感じている。