短歌 41

 

コンビニでシャンプー買えばさまざまな昼夜逆転した仲間たち

 

 

待機所は電気がつかず弁当を探すお昼の最初の5分

 

 

空の巣の学習机でからからと地球が海をこぼして回る

 

 

アイディアは捨ててしまうけど飲み会でおなかがふくれたことわすれない

 

 

大好きは力を吸いとるばかりだね空車の来ない雨の新宿

 

 

引きこもりだけれど花は買いたくて窓辺に空ける花のスペース

 

 

幸せをとても素直に向けられて照れたカメラは瞬きをした