2019-11-30 短歌 失くしたと言われてあげたライターもどうせ失くすのだろう いいけど 恋文の練習中に家猫が僕に興味を示してやまない グランドに雲がつくった影のなか体操服の僕らは憩う 夕暮れのバス停きみは魔女まずは奨学金の呪いを解いて? 日本酒が届き僕らは雨の日の落ち葉のように親密でいる テーブルに酒をこぼせば指をつけ舐めるあなたと同棲前夜