A.M. 180
この、コミカルなようで悲しげなようで、でその後に低音パートが入ってきたときに「ああ、コミカルなようで悲しい歌なんだな」ってわかるような、このイントロの奇跡的なフレーズを聞いた瞬間にこの曲に恋しなかった自分どの世界線にもいないだろうな……。という感じの曲です。
実際めちゃくちゃはやって、ある世代のこのシーンを好きだった人たちに一生爪痕を残している曲らしい。
Baseball Gregg & Boy Romeo - Let Me Help You
どことなくクィアな雰囲気のするウィスパーボーカルでいきなり始まるこちらの曲も最近のお気に入り。上のほうでなっているティロン、ティロン、みたいな音に背中を吊られるみたいにして進むサビのメロディー、そしてそれを引き立てる展開にとんだ楽想が一貫していて素敵である。
橋本絵莉子「宝物を探して」MV
サブスクでおすすめされるままに音楽を流していたとき、これが流れてきてすぐに「いいね」して、(橋本絵莉子…? 知らないシンガーソングライターだな。ニチャァ今日も自分なりの感性で隠れたアーティスト名曲を見つけてしまったなァ…😎)と満悦していたが後で調べてみるとふつうにチャットモンチーの人だった。
ギターのフレーズもいいですし、自意識と客観性のバランスが取れた、自伝風な歌詞もとてもいいですね。
I Hate Sports
「I Hate Sex」という名前のバンド?の曲。これはもう、曲というよりはタイトルが良かったのでずっと聴いている。ワールドカップのニュースが嫌でも流れてきた昨今、このタイトルに共感できる人は多いのではないでしょうか。
でも冷静に「I Hate Sex」さんが演奏する「I Hate Sports」ってマジでかっこよすぎないか?
スコール
抑えめのヴァース部分、地味にヴァリエーションがあって飽きさせない伴奏、繰り返し部分にちょっと意外な置き方で置かれている歌詞、最後のリフレイン。……すべてが冒頭からドーンと出てくるサビの素晴らしいメロディを引き立たせるように作られていて、一本勝ち! みたいな曲です。
スネオヘアーの作るメロディーずっと好きだ。
Memphis & 53rd
「Minus the Bear」というこのバンドが2022年最後の大ハマりになるかもしれない。オルタナの本流リスナーに向けてるっぽい侘び寂びがありながら、謎のリズム感覚があって奇妙にノリノリ、という、……独自の世界観を持っているバンドである。アンサンブルとしても非常にきれいで、いくつか有名な曲だけでいいや、とはならない、知ってしまった以上全曲耳に入れたくなっちゃうような、素敵な吸引力を持つミュージシャンですね!
おわり
今日はこれで終わりです。