東海オンエアおすすめ動画~オリンピック編~

 

 オリンピックが開幕し、けっこう話題を聞くようになっているけれど、個人的にはテレビを持っていないのでいまのところ開会式しか見れていない。ネットでも十分も見れるんだろうけれど、こう「やってたら見る!」以上のモチベーションにはなりきれていない。

 というわけで今回は、愛知県岡崎市出身の6人組YouTuber、そして今回のオリンピックでは聖火ランナーも務めた東海オンエアから、オリンピックに関連する動画をちょっと見ていきたい。

 

 ゆめまるとしばゆーがおたがいにきつめの課題を出し合ってそれをクイズ動画にする、というラリーが繰り広げられていた時期があり、そのときの動画のひとつが「【ゆめまるプレゼンツ】クイズ!素人が十種競技やったらどんな記録になるの!?」である。

 明確なおもしろの山がある動画ではないのだが、全体的に漂う中学校の陸上競技会を鑑賞している感、しばゆーが意外といい記録を出していてかわいいところ、クイズもクイズとしてわりと成り立っているところなど、ディテールが支持されている。「東海オンエアに一回ハマったあと2周目に見る動画」としてうってつけではないだろうか。

 

 東海オンエア×オリンピックといえば、忘れてはならないのがオリンピアンが動画に登場したこの回である。としみつがかなり真剣にフィギュアスケートを頑張っていて、しかも、練習の過程、できることとできないことの変遷、上達していく過程にフォーカスを置いた非常にエッジィな編集がされている。

 

 練習をおもに写したスポーツドキュメンタリーチックな前編に、ふつうにバラエティ動画を撮るていで来ているメンバーが合流する後編が続いている。彼らがわいわい笑っているとしみつのこの演技は一見不格好に見えるけれど、でも裏には練習の頑張りがあって……! というダブルミーニングの効果を与えるつくりの動画になっていて心が揺さぶられる。

 最終的にはぼろぼろ泣いてしまった。

 

 オリンピックといえば、莫大な資金を投下してブランドの広告宣伝を行うスポンサーである。チーム・コカ・コーラの一員としてゴリゴリの案件動画に出たときの東海オンエアのすがたがこちらだ。

 東海オンエアは演者として、というよりはセルフプロデュースの企画力にその魅力があるYouTuberなので、こういう案件に出るとちょっと物足りなさを感じてしまう。その物足りなさを楽しめる上級者向けの動画と言えるだろう。

 

 ちなみに東海オンエアはほぼ同じコンセプトの動画を初期にも出している。これは東海オンエア史に残る傑作動画です。わちゃわちゃのなかで繰り出される高密度の笑いと、「プリズンブレイク!」で終わる終盤の展開が素晴らしい。

 

 そしてオリンピックにとって最も大事なものといってもいい「IOC会長」(現在はバッハ)と関連のある動画も投稿されている。

 「こういうシチュエーションで、面白いことをやってくれ」としばゆーに作品としての運命が白紙委任される動画はこれに限らずけっこうあり、その最新版が出るたびにむかしのものを見たくなってしまう。直近でも「しButter」の動画を見たあとひととおり巡回してしまった。