真価がわかるのはまだ先~20/21プレミアリーグ 第23節トッテナムvsウエストブロムウィッチ~

 

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  前回 *1リヴァプール理解わからせられてから、僕の愛してやまないスパーズは立て続けにブライトン、チェルシーに連敗。2012年以来のリーグ戦3連敗を喫してしまう。

 一方のウエストブロムウィッチアルビオンプレミアリーグ19位と低迷中。(DAZNの実況解説によると)ここ10試合で26失点していて、連続した10試合での失点数のプレミアリーグ記録は28らしい。

 

 理解わからせられてしまったとはいえ、まだ4位以内をあきらめる位置や勝ち点数ではないトッテナム。チームとしての力や戦う姿勢にはかなり差があり、基本的にはブロックを組んで撤退するウエストブロムに対して、ボールを握って戦う格好になった。

 最終的には危なげなく2点取って勝つのだけど、見たいものが見れた試合、きちっとした姿を見せてくれて不安を払拭してくれた試合ではなかった。

 

 

ラメラとルーカス・モウラ

 これまでの序列を覆して試合開始からピッチに立ったふたり。ラメラはブロックの内外にポジションを移動して、ボール循環を促していたし、プレッシャーをはがせたらキーパスを何度も狙っていた。ルーカス・モウラもトップ下の位置からボールを受ける動きをして、仕掛けられるタイミングではドリブルでの突破を狙っていた。

 ……こういう前の列から組み立てを補助する動きは、ケインがこれまでずっとやっていて、その役目を一部任せられる選手がいてくれ、って感じだった動きなのだけど、結局、ラメラのプレーもルーカスのプレーも、いいんだけどいいどまりで結果には結びつかない。ブロックを相手にしたときは、ケインにボールが入ったときのほうがいいチャンスになっていた。

 

 ケインはもうとてもすごいのでそれと比べるのも……、というのもあるけれど、いまやっている以上のことができないとプレミアで4位以上を目指すクラブには居場所はないのではないか。

 

オーリエ

 今日も思い切りのいいプレーが多くて素晴らしい出来だった。とくに、ラメラのミドルシュートにつながった前半のシーンは、大外でボールを受けたあと、内側への持ち出しがだいぶ大きくなったと思うのだけど、ウエストブロムの守備陣が見合いつつちょっと消極的になっていて……、そこにミスなんてなかったかのようにグッと入っていってボールを確保、しかもそのあとの選択肢もちゃんと持っていて、素早くフィニッシュまで持っていけた。すごいことだと思う。

 とても怪我が心配……。

 

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 4位まで、勝ち点差はまだ4しかない。