VAR drama in Antonio Conte's first Premier League match | Highlights: Everton 0-0 Spurs - YouTube
トッテナムは今年からの監督ヌーノ・エスピリト・サントを解任し、新たにアントニオ・コンテを迎えた。……名将さえ招聘できればチームは変わる! と信じたい気持ちはあるものの、モウリーニョで一回ちゃんと失敗しているので、テンションが上がっているかというと、微妙。
でも、コンテを監督にするということは移籍市場で大金を使うということでもあるので、そのへんはちょっと楽しみかもしれない。トッテナムのマネーフットボールからちょっと距離を置いた強化方針は好きだったけど、それも勝てているあいだだけなんすよ……。
試合はとくに見どころなく0-0で終了。どちらのチームも人数をかけて守っていて、攻撃にそれを壊すようなアイディアや仕組みはなかった。勝ちに値する内容ではなかった*1が、こういう試合こそ解任ブーストで勝っておきたい、勝っておければ終盤の勝ち点計算が楽になるのに……、と思うような試合ではあった。
調子のいいときのスパーズはこれくらいの内容でもケインとソンが勝手に点を決めていてくれ、結果勝てたのに……。
以下、システム変更に関連する雑感である。いまウィングバックで使われているエメルソンとレギロンは、どちらも気の利くありがたい選手だけど、大外レーンをひとりで任せるにはクロッサーとしてもフィニッシャーとしてもすこし物足りない。セセニョンやドハティにはかなりチャンスがあるのではないか。シチュエーションによってはルーカス・モウラをこの位置で起用するというのもありなのではと思う。
シャドーの位置にルーカス・モウラとソン・フンミンというウィング系統の選手を置いていていいのかという問題もある。基本的にはスペースを享受するのは外のレーンの選手になるので、スペースにアタックするという両選手のいちばんの持ち味をこのままでは活かしにくい。
バランス的に見ても片側は(となるとルーカス・モウラを外すことになってしまうが)ロチェルソやエンドンベレといったチャンスメイカー系統の選手を置いてもいいと思うのだけど、ボールを触れる位置まで下がっちゃってアタッカー不足になりそう。カタログスペックだけで見るとアリでもいいのだけど、圧倒的に最近は実績不足だ。
順位表を見るのはいったんやめて、今期はだれがコンテのチームに生き残っていくのかを楽しみに応援しようと思います。最後のところで4位以内に入れるかも…?みたいな目が残っていたらいいね。
*1:見どころはホルゲートのレッドカードのところくらいである。