よく見ている将棋系YouTubeチャンネルはいくつかあるのですが、その中から今日はこちらをご紹介。「棋士中村太地将棋はじめch」である。チャンネル名は「棋士である中村さんが将棋を始めていく…」という意味ではなく「はじめさん」というもう一人の演者がいるからですね。
はじめさんはプロ棋士ではないのですが、こちらもアマチュアの将棋の実力者*1。ふたりは同じ将棋クラブに通っていた仲間で、非常に仲が良く、画面越しに見ていてもとてもここちのよいフィールを醸し出している。これがこのチャンネルの独自の良さのひとつなんですよね。
将棋棋士というのはひとから「先生」と呼ばれる仕事で、どうしてもかしこまった感じが出やすいものですが、仲良しのはじめさんが適度に中村太地八段をいじることでめちゃくちゃよい空気感になっているのである。
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19年前の対局を暗記して解説者（本人）の前で再現してみた
将棋を題材にしたエンタメ系・企画系の動画もチャンネルの主力になっているのですが、それを成り立たせているのがこの仲良し感でしょう。この2人がしていることだったらそれが何であっても見てみたい、と思ってクリックをしちゃう。
順位戦の結果をご報告
さきほど中村太地「八段」と言いましたが、「八段」であるというのもこのチャンネルの特筆点である。もちろんプロ棋士なので将棋がうまいのは当たり前なんですが、そんなプロのなかでもとても上位に位置するトッププレイヤーなんですよね。
将棋には「順位戦」という、棋士をカテゴリ分けしてたたかわせる大会があって、その大会での立ち位置によって格付けのようなものがなされる。最上位に「名人」がいて、そのすぐ下に名人への挑戦権を争う「A級棋士」というのが10人いるのですがその中のひとりである。単純に考えると世界で一番将棋が強い11人に含まれているのだ。
誕生日を祝ってみた...
YouTubeでケーキを切っている場合のではないのである。人材の無駄づかいと言ってもいい。
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とはいえ適度に無駄があるから人間の社会にはこんなに楽しいものがあふれているんですよね。どの動画も分量があって、わりとファン向けよりではあるつくりなのですが、むしろこのチャンネルから将棋YouTubeの沼にハマっていくのもありだと思います（わかりやすくエンタメ性があるので）。
*1:今は教室を開いているらしい。
