短歌 96

 

僕たちは日陰へずれて顔合わせ初日の心地よい気まずさよ

 

 

友達は歩くのが早い原宿のちいかわたちをすいすいよけて

 

 

コンビニでジュースを買えば手が埋まり飲めば飲むほど喉乾く味

 

 

猫口説く あなたの顔は次の間の姿見に半分切り取られて

 

 

谷崎の気持ちは結局わからずに洗えるぬいぐるみ今日も洗った

 

 

シリアルを濡らしてくミルク運がよかったから努力はできなかったな