関門海峡をフェリー*1で渡って門司へ。門司は、イメージ的には小樽を思い出しましたね。明治期の日本を偲ばせる硬質な建築があったり、その脇には観光地化されたショップがたくさんあったり、みたいな。
2枚目は跳ね橋。ちょうど跳ねる時間帯に立ち会うことができました。「恋人の聖地」ということになっているらしく、恋人の聖地マニアな私にとっては垂涎の地でした。
良い場所だった。とはいえ門司は今回の目的地ではないので次に進むことに。電車を使う旅だったら九州を時計回りに進む路線があるのでそれに乗ればいいだけなのですが、今回はバスのみなため、ここから先がちょっとした難問だった。
あわよくば小倉に行けば小倉~唐津みたいな路線があるかな、なんて思っていたのですがどうもない。あれなんですよね、高速バスって福岡発とかなら大抵どの都市へも行けるんですが、行先となるような中規模同士の都市をつなぐ路線というのが全然ない。この点が鉄道との大きな違いでしょう。
結局選んだのは一度天神のバスセンターまでバスでいき、そこから大分県日田市を目指すというもの。日田市からは路線バスを1日がかりで乗り継げばなんとか熊本に出ることができ、そこから宮城を目指すことができるという寸法である。路線バス乗りつぎに確信が持てなかったら朝の便で福岡に帰り、そこから直接宮崎を目指しても良い。
どちらにせよ大分のほかの都市には行けないが、まあ大分県行ったことあるけど日田市だけ、というのもレアキャラ感あるしいいのではないでしょうか。
日田市で目についたのは、街のいたるところにある進撃の巨人のパネル。どうもここが作者の出身地で、街としてもかかわりを押し出しているらしい。オタクするほど深めてはいないものの、僕も進撃の巨人はちょっと前に読んで深く感銘を受けた*2作品である。
というわけで、コインランドリー用の小銭作り、と言い訳をしてホテルで売ってたグッズをひとつ買いました。エルヴィンの名刺はおまけでついてきた。この「日田に来た」はバカすぎるけど、作者のおまけページでのノリはこんな感じなので公式感をまったく損なっていないのが素晴らしい。
ちゃんとカッコいいグッズもあるし、コラボルームなどもあったので、ファンの方は推しカツで訪れてもいいかもしれません。大分県日田市。「ひだ」ではなく濁らない「ひた」です。