月曜夜じゃなかったら許せた~24-25シーズンEPL第1節 レスターvsトッテナム~

 

 あまりにも仮眠に失敗し、「もう今日は睡眠時間を確保する方が趣味より大事か…?」と思いながら枕もとで見たTwitterで、先発メンバーを見て、ソランケがいて、あ~見た過ぎると思って明日の仕事の快適さをサクって部屋の電気をつけた。プレミアリーグ、開幕である。

 

 スタメンはこんな感じ。素人目にはブレナン・ジョンソンよりクルセフスキのほうがいい選手だと思うのだが、おそらくポステコグルーがWGのタスクとみなしているものにより適正があるのはブレナン。とりあえずスタートは彼が席を勝ち取る形となりました。残りのメンバーは誰が予想してもこうなるだろう順当な選出。

 

 結果はこちら。月曜まで開幕を待たされて、あの生き生きとした前半を見せられた身としては辛いものがありますが、まあそこまで悲観しなくてもいい気がしてきた。このやられかたはまさにアンジェスパーズという感じなので、そんなに簡単に改善されることはなく、今季もこの織り込み済みの失望とフランクに向き合っていきましょう、ということですかね…。

 

 以下各選手の雑感です。

 

ヴィカーリオ

 すくなくとも負けはしなかったのは彼のおかげ。セービングだけでなく、裏ケアやフィールドプレーヤーとしてのプレーも精力的に行っていました。

 

ポロ

 今季初めてのゴールは彼でした。停滞気味だった右の攻撃陣の中でも、個人で結果は残した。

 ただポロのせいじゃないんですが、中盤をクルセフスキ、ペリヴァル、グレイのロマントライアングルにしてさあ勝ち越すぞ!となったときにポロが長いあいだ足を攣ったままピッチにいたことで、その勢いがなんやうやむやになってまた守勢になってしまったのが惜しかった。

 

ロメロ

 ロメロに期待したい水準を下回る出来だったかなと。失点はDF陣全員の責任である。

 

ファン・デ・フェン

 パッションが欲しい時間帯で、果敢に縦パスを刺したり持ち運んだりと意志の強さを見せた。

 

ウドギ

 前半躍動していた左からの攻撃の重要なピースとなっていた。

 

ベンタンクール

 攻守ともに「そこにいることが大事」という感じの目立たないタスクを与えられ、完遂していたと思う。ボックス内でマディソンにパスが渡ったとき3人目として目の前のスペースに動いていれば…、というシーンがあったのが惜しかった。ゆっくり休んでください。

 

サール

 右サイドの攻撃は不発だったけど、あくまで彼の役目は補助なので…、という言い訳はできる。

 

マディソン

 いわゆる「クロースの仕事」をこなしつつ相手ボックスではブロックを破壊する仕事も担った。間違いなく今季もキーマンである。

 

ブレナン・ジョンソン

 前半はそもそもボールがあまり届いてなかったのでしょうがないところがあるが、後半頭の入って右でWGとしてふるまえていた時間帯にもクオリティを見せられなかったのが厳しい。まだオドベールやヴェルナーと比較される立場でしょう。

 

ソン・フンミン

 前半はクリーンなボールが大量にわたり、そこから多くのチャンスメイクをした。及第点じゃないでしょうか。

 

ソランケ

 ポケットからマイナスのクロスを上げたときそこに人がかならずいることの安心感たるや。回数が多かったわけではないが、機を見てするポストプレーもチームを助けていた。懸念点はシュートがそこまで巧妙なプレーヤーというわけではなさそうだというところ。あやがつくまえに早めに1点取りたいですね。

 

ペリヴァル、グレイ、クルセフスキ

 後半左の根元を抑えられ、かといって右に組み替えるもボール回らず、というところで投入された中盤のロマントライアングル。個々人は上手かったのですが、あまりおたがいを見つけられておらず、まだ噛み合ってはいなかったかな、という印象である。

 

ヴェルナー

 ブレナン・ジョンソンに変わって右サイドに。仕掛け方は悪くはなかったと思うのですが、とくに結果には結びつかず。個人的には次の試合では右WGのスタメンはヴェルナーを見たいなと思った。

 

リシャーリソン

 スタートから出て気持ちを見せていれば好印象だった昨季と違い、今季は短い出場時間の中で何回かやってくるチャンスを決められるかどうか、というところからの勝負になる。なので、まあいいかダメだったかで言えばダメだったということになるのでしょう。

 

ポステコグルー

 何も変わってないし変わる気もない。ならば今年も結果だけです。