UberEATS連食怠惰生活を正当化するロジックを考えた

 

 出始めたころは頑として手を出さなかった*1UberEATsですが、1年ほど前におずおずと登録、その数か月後に初注文……、というふうに次第に手を染め、そのあとはのめり込むようになり見事現状食事の大半をUberEATSに頼るようになってしまった。もちろんUberOneという配送料金が定額になるサブスクサービスにも加入している。

 

「UberEATS連食怠惰生活」で生成

 しかし冷静に考えるとこのようなサービスは利用しないほうがいい。利用したとしてもちょっとにとどめるべきである。やっぱり人間は自力でとって運んできた食料を食べるとき一番うまいと思うように原始時代から遺伝的にプログラミングされているはずなので。

 

 ……という、上記のような心の声にあらがってUberEATS連食生活を続けるためのロジックをここ最近ずっと考えていたのだが、今日ついにかなり満足いくものを思いついた。この理論に従うと実は、UberEATSというのは実はかなり賢い消費生活なのであるということが言える。以下その理論である。

 

 まずサブスクというのは、固定費になるので、毎月200万とか受け取っている人でない限りは同時に契約できる件数に上限があるわけである。なので、「各サブスク同士のシナジー」というものを考える必要が出てくる。

 たとえばアパレルサブスクとネットフリックスを両方契約している人がいるとします。アパレルサブスクで得た服で外出している間、ネットフリックスを見ることはできず、またネットフリックスを見ている間、服はクローゼットで放置されて死んでいる。なのでこのふたつのサブスクのシナジーは非常に低いと言わざるを得ない。

 限られた可処分所得で楽しく生きるためには、サブスク同士のシナジーを考える必要があるというわけですね。

 

 では、我々の生活で最も大きなサブスクとは何だろうか? それは家である。僕もそうですがみなさんもありえない額を毎月家賃として支払っているわけじゃないですか。それを考えると、「家」とシナジーの高いサブスクで周りを固めること、これが最もお得になるのである。

 ネットフリックスやその前提となるインターネット接続費などはかなり家と相性のいいサブスクですね。雑誌などもいい線行っている。そして今回の本題「UberEATS」*2もとてつもなく家とシナジーを形成するサブスクなのである。

 

 あなたはUberEATSでマックを頼むとき、ちょっと高いなと思うかもしれない。しかし、だからと言ってマックを買いに行くと、その分家という巨額のサブスク費を払って得ているサービスを享受できる時間を失ってしまうのである。なので、UberEATSを頼むときは画面に書かれているものとその値段だけではなく、そこに隠れて見えない家とその家賃を追加して考える必要があるんですよね。そしてそうして比べると、ほとんどの場合でUberEATSしたほうがはるかに得になっているのである。

 

 細かい部分に粗はありますが、しかし核心はついていると言っていいのではないだろうか。もうすこし細部をブラッシュアップするために、親しい友人にこれを話して意見を聞いてみるつもりですが、完全に否定的な反応はないと思います。

 みなさんももし、「UberEATSしすぎてて辛い」と感じたときには、上のロジックを、自分を納得させるために使ってみてはいかがでしょうか。おすすめです。

*1:典型的な新しいものに手を出さないタイプの頑迷な人間である。昔に生まれていたら飛行機には絶対乗らなかった自信がある。

*2:正確にはUberEATSのサブスク「UberOne」。