つぶらなユズ ほか

 

強くてうまい! ローカル飲食チェーン!

強くてうまい! ローカル飲食チェーン! - Amazon

最もローカルチェーンらしいやり方で地域を盛り上げたのがおにぎりの桃太郎だ。緊急事態宣言が明けた2020年6月、協賛する地元の女子ラグビーチーム・パールズの選手たちを売り子にして「頑張ろう唐揚げ(160円)」を発売。通常は2個、たまにラッキーで3個入っている珍しい作りで、コロナ禍の四日市に活気を与えた。

 という本を読んでいた。日本全国のローカル飲食チェーン店7個について、どういうお店なのかを紹介した本。その会社の広報部から聞いた話+ちょっと食レポという内容で、そんなに深い分析とか考察があるわけではないのだけど、そんなのは要らないよ、ふだんはあまりフィーチャーされない、意識に上らない物事について、ただ記述されたものが読みたいよ、……というときには良い読書なのではないでしょうか。

 

おにぎり図鑑 | おにぎりの桃太郎

 個人的に気になったのは「味」という名前の味のおにぎりがあるという、三重県四日市市のおにぎりチェーン「桃太郎」。これは行ってみたいな。

 

 最近地味に人生経験を積んできてて、あいまいに適当なところに旅行に行くだけではあまり感動できなくなってきたので、こういうローカル知識を地道に収集していって、現地を楽しむ手札を増やしていきたいな、と思った。

 

つぶらなユズ

 最近こうなっていて郵便局で「ウオー!」となっていた僕の目に留まったのが「つぶらなユズ! 窓口で販売中!」という手作りの壁ポスターだった。

 

つぶらなユズ|郵便局のネットショップ

 スマイリーなユズの顔を見て、「いらだってもしかたがない、悪いのは通帳なくしてる俺だしな…」となって落ち着くことができた。まあそういうこともあって、なにかの縁だろうということで「つぶらなユズ」を窓口で購入した。*1

 あまり酸味のない、あいまいに甘い感じの飲料で、刺激が欲しいときはともかく、今回のように心を落ち着けたいときには十分な優しい味でした。あとつぶつぶ果肉が入っていた*2けれど、つぶはゆずではなく夏みかんらしい。なんでだ。

 

 「つぶらなユズ」、郵便局で手続きができずに悲しくなったときなどにおすすめです。*3

 

Football Freaks 縮小 サーセン

DAZN値上げ、Standardが月額3,700円に。月980円のGlobalプラン新設 - AV Watch

 これと関係があるかはわかりませんが、DAZNの海外サッカートーク番組、Football Freaksが縮小する、というお知らせを聞いて「残念…」となっていた。

 

 これまでは、セリエ・プレミア・リーガの番組がそれぞれ試合のある週は毎週収録されて公開されていたのだが、今度からは3リーグのうち1つを持ち回りで毎週放送、その後全員集合の番組を1週挟んでまた繰り返し、というリズムになるらしい。

 

 ただかわりに、放送がないリーグはラジオ番組をDAZNで配信してくれる、という落としどころになった。

 

 番組的には「RESTART」と銘打ってはいたけれど、冒頭で北川解説員が「サーセン!」といって始めて、リニューアルの説明をした後話を振られた細江解説員が「実質縮小ってことですか?」とすぐ言ったのが良かったです。

 こういうふうに、既存メディアとはちょっと距離を置いていて、その分衣着せぬことを言える人らが集まっているFootball Freaks、個人的にはかなり好きだったのでちょっと残念ですが、……まあでも基本的には見るときは音だけ聞いている(なのでハイライトが流れるとちょっと焦れる)のでそんなにこれまでと変わりはないのかも。

 

 Football Freaks、やっといい感じに育ってきた番組なので、放映権のやり取りでなくなっちゃうと悲しい。試合は金さえ出せばどのメディアでも流せるけど、こういう関連番組の文化はなかなか継承できないので……。*4

 

*1:こんなものを窓口で売っているの、民営化を感じた。

*2:だから「"つぶ"らな」なのだろう。

*3:ちなみに「欲しいんですけど…」といったら窓口のスタッフたちが一瞬沸いててワロた。ふつうは売れないんだろうな。

*4:地上波が母体にあるAbemaにサッカー放送の主体が移ると、このテイストの番組はできないんじゃないかな、とか思っちゃう。