2023-01-17 短歌 54 天空のひかりのなかに乾きつつ給水塔を上る蛞蝓 膵臓がこわれて夜は前よりは退屈じゃない もうおそいけど 大阪の迷いクジラは死んだという訃報聞きつつ朝の炊飯 寄る辺ない夜きみの口癖真似したらあわれなバターはSad Butterだ 極私的な単語も混ぜてた 暗記カード 今の子はもう使わないんだって 浮雲は形を変えて僕たちは写生のためにここへとどまる 水道水PETにつめて持ち歩き真夏の僕よ純粋であれ