ザ・クイズショウ
「ザ・クイズショウ」というドラマを見ていたのだけど、けっこうおもしろかった。や、面白かったは嘘かもしれないけど、でも見どころはありました。
「8問連続正解で『夢』をひとつ叶えてもらうことができるクイズ番組」。後ろ暗い秘密を抱えた挑戦者が登場するのだけど、クイズに答えていくごとになぜか問題は回答者の「秘密」を示唆するものに変わっていき、最終的には司会者の前で秘密を暴き出されてしまうことになる。
そしてその挑戦者にクイズを出す司会者・MC神山にも秘密があり、(どうやらMC神山と過去に隠された因縁があるらしい)挑戦者たちと対峙していくうちに、彼の秘密も暴露されていく。……というお話。
「クイズに答える」ことと「秘密が暴露される」こととの間にある類似性に目をつけて作られたお話の構造はとても素晴らしくて、……ただ実際、挑戦者それぞれや司会者についてのお話は陳腐すぎるので、大人がまじめに見て楽しめるようなものではないのだけど、それでも「クイズ=秘密」の構造だけでけっこう面白い。
不合理な恐怖
うすはりグラスって間違ってバリバリ食べてガラスの破片が口内に刺さりまくるのを想像してしまい怖いのでグラスには一定の厚みが欲しいんだけどなかなか共感を得られない
— ミス・大丈夫 (@0ctahedral) 2023年1月13日
というツイートを見かけて、ちょっと共感した。うすはりグラスについてそう思ったことはないし、これからもないと思うのだけど、こういうあんまりひろくは同意されないようなパーソナルな恐怖ってありますよね。
個人的にこれに近いのを探してみると……、「電線の真下を歩くのが怖い」があるかもしれない。歩いているうちにふいにぷつんと上で切れて電線が落ちてきて感電したらどうしよう…、と想像してしまって、なるべく真下を歩かないようにしているんですよね。
そして歩道が狭くて真下を歩くしかない場所では、「こんなのどうせ不合理な恐怖だから…」と理性で言い聞かせながら歩いている。
深刻な家系ラーメンロス
引っ越して以後、おいしい家系ラーメン店へのお手軽なアクセスを失ってしまい、深刻な家系ラーメンロスにある。
神奈川県発祥の『家系ラーメン』をラーメンデータバンク監修の下、商品化しました。スープ、麺、具が一つになっていますので、お鍋に入れて温めるだけでお召し上がりいただけます。
するとある日、スーパーでこのような品を発見。ぬかよろこびになっても困るので、あまり期待しないで購入・即作ってみたのだけどこれが意外とよかった。
たしかに、家系ラーメンの味がする、……というと嘘になるのだけど、なんか全体的な食後の満足感はたしかに家系ラーメンを食べたときのそれなんですよね。要素要素にに分解するとちょっとがっかり感はなくもないのだけど、塊だとうまく寄せられているというか。
これで日々がすこし潤う。良かった。