今日はお菓子の夢を見たので、好きなお菓子の話をします。甘いもの限定で。
好きなお菓子1:紗々(ロッテ)
これいいですよね? チョコとホワイトチョコがファブリックを編んでいる前衛的な形状もいいし、見た瞬間、「口の中で二種のチョコレートが空気を含んでまろやかになるんだろうな…」と、お菓子としてのコンセプトが一発で伝わるのも優れていると思う。
僕はこのお菓子の大ファンなんですが、意外にも人生で「これが一番好き」って人を見たことがなくて不服に思っている。(多くの人の「一番」になれるポテンシャルはあると思うのだが)
ただ、なんやかんやずっと売られ続けてる定番商品だし、基本的にどのスーパーに行っても売ってる*1ので、人気がないわけではないと思うのですが……。何がいけないんだろう。
子供のころ、これを親に買ってもらったときには、毎日1個と決めて大事に食べていたのを思い出す。まるで遭難した人みたいだが、もし遭難したときに持ってるお菓子がこれだったら、「もっと身が詰まってるやつ持ってくればよかったな」と非常に後悔する、何なら紗々を責めてしまうと思うので絶対紗々とは遭難したくない。
好きなお菓子2:六方焼
人生の時間は長いですが、「六方焼の話なんてしたことがないよ」というかたも多いのではないでしょうか。それは僕もそのひとりで、こんなにも大好物なのに「六方焼」が好きだということを真面目に他人にプレゼンしたことは本当に最近までなかった。
六方焼にはほかのこれ系のお菓子にはない、確実ないいところがあって、それは六方焼いているので、皮がいい感じに存在感を発揮しているんですよね。厚さのわりに硬いし、餡に負けずに味がするし、いい香りもする。
どら焼きとか肉まんとか、……どっちかというと皮のほうが好き、というタイプには自信を持っておすすめすることができる。大きめスーパーなら意外とどこでも売ってるのでうれしいポイントですね。
逆に注意点ですが、「六方焼が好き」な人を見かけても「おばあちゃんちのお菓子じゃん」などと言ってはいけません。笑顔を浮かべるとは思いますが内心は傷ついているので。
好きなお菓子3:黄金糖
そんなことを言いながら「おばあちゃんちのお菓子」を2連続で出してしまって*3すみません。でも、美しくないですか?
小さいころに黄金糖というお菓子を初めてみたときの衝撃を今でも覚えている。子供のころからあまり物欲がなく、あってもねだるまで行くことはほとんどなくって内側に抱えるタイプの子だったのだけど、これはもうスーパーの棚で見た瞬間もって親のカートのところまで駆け寄ってしまったよね。
味は、やっぱりチョコレートとか、果物フレーバーの清涼飲料水とかをふつうに与えられてきた身としてはそんなにおいしいとは感じなかったんだけど、それでも、味とかではなくこのお菓子が欲しかったし、高校上がるくらいになると勉強時間のお供になったし、20ごろになると二日酔いのお供になった。
人生を共に歩んでいる。美しく甘い思い出である。
ただ一点どうしようもない欠点があって、この飴、とてもきれいなんですけど一度溶けて再凝固するとめちゃくちゃ醜くなります。そこだけ……。