好きな睡眠3つ

 

 僕はけっこう多趣味で、旅行・フットサル・詩作・ネコカフェ巡り・睡眠など自由な時間をいろいろなことに使ってきた人生だったのだが、社会人になってしばらくするとひとつずつ減っていき、いまは趣味が睡眠しか残っていない。

 

 人間には2種類いる。コップにちょこっとだけ残った水を見て、「もうこれだけしかない」と思う人と、「まだこんなに残っている」と思う人だ。どちらが好ましいか、言うまでもないでしょう。

 というわけで今日は最後に残った趣味、睡眠に関して、個人的に好きな睡眠を3つ並べていきたい。

 

好きな睡眠1:19時から20時くらいにくる眠気につかまっていく

 1日のタスクが終わって、さあこれから夜のささやかな余暇時間だ~、となるときに来るあの眠気があるじゃないですか。やっぱりあそこで眠るのが一番気持ちがいい。

 ここで眠っちゃうとほぼ確実に日付が変わるまえに目が覚め、そのあとは3時くらいまで眠れなくなるので翌朝に支障をきたす。そのうえ、この時間帯だと、健全な睡眠に絶対必要な3準備「歯磨き」「お風呂」「夕食」のうちどれかは終わってない可能性がかなり高い。

 

 基本的には推奨されない、背徳的な睡眠ではあるが、錬金術とおなじで、睡眠も引き換えに失うものが多ければ多いほど快楽がでかい。うまくスケジュールの調節や覚悟をして、月に1回くらいはこういう睡眠を楽しんでいきたいものですね。

 

好きな睡眠2:朝ご飯を食べてから二度寝

 こちらは逆にするべきことをしてから眠る、というパターンである。休日7時とか6時に目が覚めて、まだ眠いけどまあ起きてもいいな、というときがあるではないですか。

 そこでいったん起きて、重めの朝食*1をとる。身体が「よし活動するか…」となってきたところで、シャワーを浴びて歯を磨いて、寝る! これなんですよね。

 

 まんぷく状態で寝るというのはひとつの王道パターンだが、いちばん満足度が高いのはそれを朝食でやるときだと個人的には思っています。身体も、エネルギーを注入されて「これから働くのか…」となっていたところで思いがけず寝るので、サプライズにかなりよろこんでくれる。これをするために早起きする甲斐があります。おすすめです。

 

好きな睡眠3:食事不足でうとうとしている状態を作ってたてつづけに寝る

 これは5日~1週間くらいかけてやるプロジェクトですね。まず食事を絞って、ふつうにしててもぼーっとする、一回寝て起きてもまたうとうとする、なんか何もする気がしない、……みたいなコンディションを作って、そのままたてつづけに繰り返し何度も寝る。……気が済んだら食事をして元の暮らしに戻る、というやつ。

 

 睡眠というのは一回やってしまうとしばらくできない、というデメリットがある趣味だが、コンディションをこういうふうに持っていくことで、デメリットを消すことができるというのがポイントである。

 あまり空腹すぎるとまたそれはそれで寝れないので、適宜味の濃い食事を少量補ったり、塩をなめたり、酒を飲んだりするといいと思います。

 

 みなさんの好きな睡眠も、ぜひ教えてくださいね。

*1:家であるものを食べてもいいし、近場なら出かけてカフェや牛丼屋でモーニングとかでもいい。