どちらかというと落ち込むことはあまりない性格なのだけれど、思春期~青年期にかけてはそういうこともあった。そういうことがあったときには部屋を暗くして、ある特定のレパートリーの音楽を、何も考えずにただ1音1音聞いていた。それを30分くらい続けると、ちょっと救われたような気分になるのである。
今日はそんなときに聞いていた音楽をいくつか紹介したい。
1曲目は神聖かまってちゃんの「美ちなる方へ」です。昨日まで鬱で引きこもってたけど今朝躁転しました!みたいな雰囲気のある曲調とミュージックビデオで、親身になって見ていると多少不安にもなるのだが、それくらいの不安定な明るさこそが辛いときにちょうどいい気つけだったりもするんですよね。
「出かけるようになりました」というサビの繰り返しを聞いていると涙が出ます。よかったねえ~。。゚(゚´ω`゚)゚。ピー
ちょっと著作権をクリアする音源はドラクエはネット上にないので貼れませんが、こちらの「ペガサス~精霊の冠」*1は、とくに受験の年のストレスや不安を和らげるために毎晩聞いていた。
ふつうに聞いてもいい曲なんですけど、どちらも神秘的で、目の前の不安をひとつ高いレベルから客観視できるような気分になれる。
僕の思春期、ポルノグラフィティからはなんといっても「何度も」。5thアルバム「THUMP」の最後から2番目の曲、……まあつぎの曲がアンコールみたいな感じなので、実質アルバム最後の曲である。
この曲は世間的にもファン的にも人気の曲というわけではないが、個人的な文脈が乗りすぎているので……。深くは語れません。
ざっくり3年前のこちらの回でもお話しした*2Maeの「Embers and Envelopes」もそういったときに聞く曲のひとつだった。
ほかの曲はなんか理不尽なこととか外圧が辛かったときに粛々と聞くイメージだけど、これは自分の浅はかな言動とかが許せなかったときに震えながら平安を祈るイメージとなっている。
最後に紹介するのがAimee Mannさんの「One」。「マグノリア」というとても好きな映画のテーマ曲で、この曲がそういうときのおともになるのは映画の思い出との合わせ技かもしれない。
「one is the loneliest number」はいつまでも祈りのワード……。
というわけで個人的に目をつぶって聞いては平安を与えてもらっていた曲をいくつか紹介してきました。皆さんにとってのそういう曲はなんですか? ぜひ教えてくださいね!