900

 

 このブログ、ちょっとまえに900日、900記事を越えました! …1000記事になったら4桁というのはさすがにちょっと多すぎるしまあそれで終わりにしようかなと思ってはじめたブログ生活だが、終わりが見えてくるとちょっと寂しいですね。

 

 最後の節目と言うことで、これまでの記事をいくつかふりかえっていきたい。

 

 床に物を置かない、……床を物の置き場所・収納とはとらえていないひと向けに、なぜ我々床に物を置くタイプの人間が床に物を置くのかをわかりやすく伝えるために書いた文章である。

 僕の周囲にいる床に物を置くタイプの人間からはけっこう共感をもらえたが、床に物を置かないタイプの人間からはフィードバックがもらえていない。ここで書いた内容で完全に理解してもらえたからなにもないのか、それとも真面目に心理を伝えたことで余計に「は?」と思われているからなにもないのか、……どっちかだと思うのだけど怖くて確かめられない。

 

 このとき得た仕事を離れてべつの仕事につき、また逆に髪をまったく切れていないいまになって読みかえすと、個人的にも非常に味わい深い記事だ。

 ……というのは半分嘘で、味わい深いのはほんとうなのだけど、読みかえしてはいない。このブログは僕はまじで自分でめちゃくちゃ読みかえしてひとりで楽しんでいるのですが、こういうエピソードをそのまま書いたような回は、自分で読み返してもそんなに楽しいわけではない。

 

 僕はその体験の、文字に起こされるまえの形を知っているので、どうしてもその記憶にひたっていたほうが楽しいし、記憶との異同、……ここちょっと文章では力点の起きかたミスってるなとかうまく文章にできてないな、みたいなところがどうしても気になっちゃいますよね。

 

 普通に過ごしていたら記憶には残らない、書きおこして改めて形になるような感想とか考えみたいなものをブログには書くといいっぽい。

 

 逆にこういうのは、読むがわとしてはなにも楽しくないと思いますが、書いているがわ、そして読みかえすがわとしては非常に楽しい。書きながら、そのときだけの何かが形をもっていくような気がするのである。

 

 レビュー系で書いていて楽しかったのはこのあたりだ。とくに地獄のミサワさんのアイマス漫画の話はここ5年くらいずっと「良さ」を語りたくてしかたがなかったのだけど、地獄のミサワアイマスにハマっていた漫画1個だけを載せたはてなブログを作っていた時期のことが自然なリアルの会話で話題になる機会はなく、しかし、ブログに満を持して書くには、この「良さ」が果たして俺に伝えられるのか…? と不安で。

 

 ……やっとだ!