ラランドのやっているYouTube、「ララチューン」のサーヤが遅刻する回がとても面白かった。サーヤが遅刻しているので基本的には画面にはニシダしか映らないのだが、やっぱりニシダの画面に映るひととしての能力は抜けていて、サーヤがいないというサーヤが主役になるしかないだろというくだりでもしっかり自分をいじって持っていく。
一応この回の主題は熊本県人吉市への「社員旅行」*1であり、サーヤはいないけどそれに沿って進んでいく。取れ高を作ろうと無理やりガムを買うくだりや、社内*2でのなぞなぞ大会でニシダがなぞなぞがうまいところなど、細かい面白があって素敵な動画だ。最後に合流してオチを担当するサーヤも良い。ちょっとした密着ドキュメンタリーを見るような気分になる。
ぽんぽことピーナッツくんが富士葵の「アルバム購入者限定、1分ツーショットトーク会」にドッキリで入り込む動画も良かった。
ファンと思っていた人たちのなかに急に友達を見つける、という人生のなかでもトップクラスにいい瞬間が切り取られていて良い。良いファン対応と「え、ちょっと待って…」の間でスタンスが行き来して、最終的に良いファン対応のがわを守ったまま核心を突きに行くところの、逡巡が伝わってくるドキュメンタリー感も素敵だ。そのあとの、ドッキリにかかったひとを不安がらせない情報のテンポも良い。
将棋放浪記の親父と将棋を指す回も滋味があって良かった。お父さんもアマチュアとして実績を残しているすごいひとらしく、プロになった息子と指した最後の将棋を覚えているし、そのあとはとんと指したことがなかったというのもドキュメンタリーを感じて良い。
世間話をしているけど将棋が激しい局面になると将棋の話になるところとか、最後に「プロの力、どうだった」と藤森棋士がちょっと甘えにいくところとかむずがゆくて良かった。ヒカルの碁でひさびさにおじいちゃんと対局して「石置けよ」「孫に置けるか。互先じゃ」「100目差で勝ってやる」「ワシの心臓止める気か」のくだりとかおもいだした。
夕闇のこの動画も面白かった。ウェンディーズって食べたことないんですが、マックとそんなに似ているのか……。
というか夕闇もクリエイターとして円熟してきていてこのころはなんの動画を見ても面白い。ほかのバラエティ系チャンネルと比べると、ちょっとレアキャラになるにっちとともやんがいるのがかなり味な気がする。
にっちが自然と椅子逆向き座りしているのめっちゃキャラに合っていて良い。