思い出のアニメソング

 

 インターネットの平均と比べるとささやかなものだが、僕も多少は学童期にアニメを見ていて、そのテーマソングがいまでも頭をよぎったりする。全部通しで見たわけでもないし、作品の良さを理解していたわけでもないし、とくべつ思い入れがあるわけでもないのだが、メロディーは頭のなかに残っている、……そんなアニメソングを今日は共有したい。

 

1.輝きは君の中に

 「忍空」というアニメのオープニング曲である。どう考えても世代ではないし、僕より若い人は絶対知らないと思う。そのエンディング曲の「輝きは君の中に」は、いまでもふとしたときに脳内で再生される。

 これを機に聞きなおしてみたところ、歌詞はけっこういいことを言っている。「楽しいだけならば、きっと、幸せ見失う」というのは、僕にとっては、知らず知らずのうちに心に刻んでいてそのように行動していた人生の指針だったのではないか。

 

 クラシックなABサビの展開が綺麗ないい曲ですよね。

 

2.かくれんぼ

 ポケモンセレビィの映画の同時上映だったピカチュウ主人公のちょっとしたお話のテーマソングですね。このサウンドトラックを親が買ってくれて、車の中で長いこと流してくれたので自分のなかでとても大きな曲になった。

 「一番近くにいる君にいちばん隠してた」っていいフレーズじゃないですか。映画とは必ずしもかみ合わないラブソングになっているのだけど、大人になって観たらまた感触もかわるのかな。

 

 展開に合わせて緩急のあるリズムがいいですね。ある瞬間を境にどっと駆けだすあのころの遊びのリズムを再現したみたいな。

 

3.禁じられた遊び

 これはマジで学童期にはアニメを1ミリも見ていなくて、好きなアニメを見終わってチャンネルを変えるまえの一瞬だけ、一回だけOPを聞いた曲だったのだけどそれがずっと心に残っていた。

 「ローゼンメイデン」を見ようという気はそのときはちょっと起きなかった。完全にオタクが見るアニメの雰囲気があったし、その時代はオタクが見るアニメなんて見ていたら中学校での人権がなかったので。

 

 そういった社会的危険から解き放たれたころに聞きなおし、「ローゼンメイデン」も履修したのだけどめちゃくちゃ好きだったし、なんというか、人は自分が好きなものをほんの一瞬の曝露であってもちゃんとそれと認知するのだなあと感動した。

 

4.ホウキ雲

 おめシスのカバーバージョンで。動画をちゃんと見たことはあまりないのだが、この曲をアカペラで歌うのが最初の動画だったという一点だけですでにおめシスはすごい。あるひと世代のオタクなら100%くらい知っているんだけどそれより前の人も、あとの人もきっと知らないだろうな、という作品を個人的に「示準化石」と読んでいるのだけど、「焼きたて!!ジャぱん」まさにそれじゃないですか?*1

*1:どこにビックリマークがあるか?とか、カタカナとひらがなの使い分けとか、タイトルをちゃんと書けるのもこの世代だけでしょう。