那須大亮おかえり、札幌ドームへ ほか

 

那須大亮おかえり、札幌ドームへ

 元JリーガーYouTuberの那須大亮さんが北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム、札幌ドームを歩き回る動画を見ていた。良かった。

 

f:id:kageboushi99m2:20210521223159p:plain
 那須大亮さんと札幌ドームと言えば、札幌サポとしては忘れもしない、そして那須大亮さん本人も実際に忘れておらず動画内でなんども言及される2017年のHome浦和戦*1ということになる。

 

 僕自身はコンサドーレの試合があるときに札幌ドームに行ったことが1回もなく、完全にFAKEなサポーターだった*2ので、こういう動画で中を見れるのは非常にうれしかった。河合隆二さんの共感性羞恥を呼び起こしそうな食レポが個人的には好きでしたね。重要な選手だったからといっていきなりクラブのメディア対応や広報の仕事を任されるの大変だと思うけど、サポーターからの支持は無限に得られると思うので*3、河合CRC、この役目を楽しんでくれていたらうれしい。

 

BC, NR

 すごいバンドだ。ミニマルながらポリフォニックなバックの音楽を持ちながら、ブラックなビートの感じもあり、展開の妙もあって、歌ものとしての評価もできそうな声の色気もある。どういうバックグラウンドのひとが何名集まって何をやろうとしてこうなっているのかがわからない、ただすごみだけを感じる曲である。

 

I told you I loved you, in front of Black Midi

 歌詞の途中でどう見ても*4「Black MIDI」って言っているよね…?ってところが出てきてびっくりしたんだけど、調べたら本当に言っていたし、その一行も詩としてとても綺麗だった。

 わからない部分も多々あるのだけど、けなすのにはちょっと勇気のいりそうなバンドだ。

 

ひとりで生きていけることの希少な幸運

 最近読んで深く感じ入ったのがこちらの記事。とある、「兵士ではなく、戦争に巻き込まれた一般市民が主人公の戦争ゲーム」のインスパイア元となった、ボスニア紛争下での手記「地獄での1年」を日本語に翻訳して公開している記事である。

 

強さとは数だった。1人暮らしの男が殺されて、物資を奪われれるのは時間の問題だった。たとえ武装しててもだ。

いま、俺たちの家族は十分に準備している。武器もたっぷりある。俺には経験がある。

未来に一体どんな厄災が来るか、そんなことは関係ない。地震、戦争、津波、宇宙人の襲来、テロ、経済の崩壊、暴動。なんだっていい。大事なことは、何かが起こるということだ。

ここに俺の経験がある。お前さん一人ですべてをやることはできない。家族と離れ離れで住んではダメだ。一緒に準備をすること、頼れる友人を選ぶことだ。

 「抗生物質は大事」とかほかにもそういったメッセージはあるが、いちばん繰り返されるのは、信頼できる仲間、とくに家族といっしょにいることが生き残ることに与える影響の大きさを語るメッセージでしょう。

 

 死を意識しなおすことができるので、家族と離れ離れに住んでいるひとに、とくにお勧めの記事です。

*1:都倉選手が槙野選手との喧嘩を制して槙野選手を退場させ、その後当時の浦和監督ミシャが怒りの3枚替えで投入した那須選手が投入後すぐにハムストリング肉離れで退場。しかしその後は9名しかいない浦和にボコボコに攻め込まれあわや…、となったけどなんとかジェイで上から殴って勝利した伝説の一戦。2017年、札幌悲願のJ1残留へ向けた変曲点となった試合でもあるし、それだけではなく、実際の歴史はこの試合の責任を取って解任されたミシャ監督をそのシーズン終了後に札幌が迎え入れる、というルートをたどるため、今後数シーズンにわたる札幌の運命すべてを変えた試合だと言えるだろう。

*2:実際にFAKEであるときにへんに飾らずにFAKEですと白状するのは非常にREALなふるまいである。

*3:僕も個人的に無限に送っていくので。

*4:聞いても。