昔、DAZNを契約したてのころは、サッカーの試合がたくさん見れるのがうれしくて、自分の推しのチームが関係ない試合もよく見たものだった。土曜日や日曜日になると、14時から時間をずらして19時くらいまで開催される一日の試合をはしごして見た。
16時からコンサドーレ札幌(推し)の試合があるときは、14時から始まる試合を前座のような気持で見たし、札幌が勝った場合はそのあと19時から始まる試合*1を高みの気持ちになりながら見ていた。
最近はそういう初期衝動が失われてきていたな……、と思ったので。
なんとなく目に留まった清水エスパルスvs湘南ベルマーレの試合の見逃し配信を見た。スターティングメンバーはこんな感じ。
ほかのチーム同士の試合を見ることはほとんどなくなったとはいえ、ハイライトとかサッカーメディアには目を通しているので、選手の名前はなんとなく知っている。けれど、どんなプレーをする選手なのかはほとんどわからない。試合前のスタメン紹介を見ながら、だれとだれに注目しようかな、とか考える。久しく忘れていた、中立観戦の独特の楽しみかたである。
試合はこんな感じでした。以下、箇条書きの感想です。
- チアゴ・サンタナ選手、アジリティと意表を突いたボールコントロールが持ち味の選手で、フィジカルコンタクトだったりシンプルに味方を活かすプレーはそこまで得意そうではなかった。実況陣はまるでポストプレイヤーかのように扱っていたが、ポストプレーを期待するより、トリッキーなフィニッシャーとして、狭いスペースで待っているところの足元にボールを入れてあげる、みたいな使われかたがいいのでは(そして清水はそれをやっているのでは)と思った。
- 清水は(相手とのフォーメーションのかみ合わせもあり)エウシーニョと奥井のところでうまくゲームメイクをしていた。エウシーニョ選手がそういうプレー上手いのは知っていたけれど、奥井選手も視野とパスレンジが広くて、その上パスを出したあとは自分もフリーランニングして受け手になれる、いい選手ですね。
- しかしエウシーニョは後方でゲームメイクするよりは、他の選手でゲームを作って、フィニッシュ手前で絡んでくれるほうが脅威なので、そういうふうに使いたいよなあ、とも思った。
- 湘南は、町野選手、名古選手、山田選手などが独力で攻撃センスを発揮する場面もあったけれど、どうやって攻撃するのかのデザインが(この試合を見た限りでは)見えなかった。
- まあでもウェリントンがいればそこにクロスを入れればいい…? でも、さすがに今のウェリントンが往時の力を保っているかは未知数だし…? とか思ってたらふつうに「往時!」って感じの点を決めていてさすがだった。
*1:18時~19時までの時間は喜びをかみしめているので、観戦どころではない。