最近ポイントが高かったWikipediaページ 5

 

 漫画「HUNTER×HUNTER」には「グリードアイランド編」という、ゲームのなかに入りこむシナリオがある。ゲームの世界には100個特別なアイテムがあって、それを集めるとクリアとなるのだけど、……そのクリアに必要な(けど物語のなかではいくつかを除いてまあ出てこない)アイテム100個をちゃんと考えて、そのアイテムがどういう性質でどう貴重なのか、アイテムがまとっている物語が、単行本ではていねいにテキストに起こされていて、それを読んでいるのが漫画本編とおなじくらい楽しかった。

 そして、自分の人生を生きることとWikipediaを読むことのあいだにもおなじような関係がある。一切自分の人生には出てこないであろう物事に、バックストーリーが作り込まれているとかなり興奮する。

 

マンチニールは、世界中の植物の中でも最も危険なものの1つであるとされる。

降雨中にマンチニールの下にいると、滴ってきた雨水が皮膚に触れただけで猛烈な痛みに襲われる。これは、雨水の中に樹液の成分が溶け出し、それが皮膚を刺激するためである。

マンチニール - 2850pt!

(雨宿りをするだけで危険な木、……すてきです!!)

 

従来の十二進法と六十進法が混在した時刻系ではなく、完全な十進法の時刻系(十進化時間)である。

1日を000から999までの1000のbeat (Swatch Beat) と呼ばれる単位に区切る。1日が86,400秒なので、1beatは86.4秒(1分26.4秒)に相当する。

プレフィックスとして@を付け、「@500.beats」のように表記する。以前はそのような記法のこともあり @beat(アットビート)と呼んでいたが、近年は .beat(ドットビート)と呼んでいる。

スウォッチ・インターネットタイム - 210pt!

(インターネットタイム、って語感がいいよね)

 

タッパーの自己言及式は、ジェフ・タッパー (Jeff Tupper) によって考案された不等式であり、特定の条件の下で式を満たす二つの数の組を二次元のグラフに描くと不等式そのものの形となる。

実際には、上の不等式は自己言及的というわけではない。グラフの形の情報は k の値に符号化されており、不等式はそのグラフを描くための一種のデコーダとして機能している。つまり、上に記載した k の値はグラフに描くと不等式の形になるように選ばれており、 k を他の値にすることによって同じサイズの任意の形のグラフを描くことができる。

タッパーの自己言及式 - 510pt!

(「自己言及」は数学のおもしろポイントのひとつなので、はじめて見たときは「!!」と思うけど、見てみるとかなりなんということのない、……けどそれはそれで別方向にすごい、という式である)