「上級国民」事件のように見えたのだけど ほか

 

最近よかった記事

石川には、車が発進した際、アクセルペダルを踏んだ記憶がなかった。踏み続けた記憶もなかった。自由な左足は宙に浮いたままだった感覚が残っていた。アクセルペダルを踏んでいないとすれば、車が何らかの不具合で勝手に動き出したことになり、自分に暴走の責任はないのではないか、と考えた。

 文春オンラインにあるこちらの記事がとても良かった。

 ぱっと見の印象だと、レクサスでブレーキとアクセルを間違えて通行人を死なせてしまった元東京地検特捜部長の人が、自分の専門知識や昔の立場を生かして、なんとか自分の身を助けようと法廷で争う、「上級国民」事件のように見えたのだけど、読んでみるとちょっと違う。

 

石川が無罪になれば、トヨタの技術の粋を凝らしたレクサスに何らかの不具合があったことになり、トヨタのブランドは大きく傷つく。

「なぜ、完全に踏み込んだ写真を撮らなかったのか」

「その写真がそうなんですとしか申し上げられない」

結局、裁判所は、自らの手による再現見分を見送った。自分の目の前で石川の運転体勢を確認すれば、アクセルペダルに足が届くかどうか、仮に石川が足を縮めたりしても一目瞭然のはずなのに、それをせず、回りくどい検察、弁護側双方の再現記録をもとに判断するのか、不可解だった。

 どちらの側に感情移入してももやっとしてしまうこの謎の裁判を、面白い試合の観戦記録を書くみたいにしている記事の切り取りかたも良い。……良い、と切り離して読んじゃっていい出来事なのかどうかはわからないが。

 

最近よかったピアノ五重奏曲

 今夜はコルンゴルトピアノ五重奏曲ホ長調(作品15)を聴いていた。なんかいそうな感じと緻密そうな感じと華やかな感じを併せ持つ入りでちょっといいなと思って、いちど最後まで聞いたあと、もういちど最初から聞いた。

 

 幼少期から神童として評価されるも、ナチスドイツの台頭とともに故郷を離れないといけなくなる。亡命先では生活のために映画音楽を書いていたが、理解者にも恵まれ、最終的には再評価されて現代でもよく演奏されている、……というような感じの音楽家らしい。

 

ギャレス・ベイル!!

 情報遮断して……、というわけでもなく能動的に探さなければなかなか、トッテナムの試合の結果なんて入っては来ないのだけど、まあそれはそれでありがたく、情報を遮断した状態でこの試合を見ることができた。

 

 やっぱり素晴らしいのは、ギャレス・ベイルの2点目ですよね。まさに「ベイル!!!」って感じのゴールを見ることができた。あのコースに撒くボールをあの強さで蹴れるのが信じられん。というか蹴れても外すのが怖くてちょっと手加減とかしたりしないものなのかな……。

 

 ケインの得点も、自分を追っかけてきたバーンリーの選手が転んで、カバーリングの選手もソンを気にしてあまり距離を詰められない、……ってところを厳しく攻め立てるような場所にワントラップでボールを置いていて、まるで囲碁でもやってるみたいだった。