なんかこう、ブログで書けそうな、話のネタ、みたいなものをいただけたら幸いです。
昔このことについて話したことがあるので、ひょっとしたらなんらかの予備知識があるのかもしれないのですけど、……個人的にはけっこう真剣に悩んでいることなのであまり答えたくないのでした。
ただ、有識者によるとこういうのはグラデーションらしいし、個人的な経験からしても、SとMのひとのあいだの差よりは、SまたはMであるようなひととSでもMでもないひとの差のほうが大きく、そっちのほうが重要な差なのではないかという気がしている。
ヴァルター・ベンヤミンさんについて書いた回はけっこういろいろなひとに読んでもらい、好意的な感想をいただいていてありがたかった。
ただ、その当時一回読んだことがあるのであればご存じだと思うのですが、あれはこう……、僕としてもとても無防備だったというか、……僕はどちらかというと自分がなにかを書くときにはそのなかにたくさん防壁や砦を築いて自分を守るのを好むタイプなのですが、そのころはそういうことはしていなかったのでした。
基本的にはもう一回公開することはしないと思いますが、まあもう書くことがない、けど更新はしたいという、分不相応な気持ちになった日にはそのときの回を充当するかもしれません。
この画像がとても好きです。じつはこの画像には、ふたり以上の勇気ある人物が写っている、……という内容のコラムがあってそこに書かれていた内容も好きだった。
ひとりは、戦車の前に立ちふさがった、「タンクマン」と呼ばれている人物。もうひとりはその目の前にいる戦車の乗組員、――とりわけ機銃の引き金を握っていた人物だ、とそのコラムでは語られていた。
のちに『ガールズ&パンツァー』というアニメを見て、作品ファンのミリオタたちの語りを聞いて知るのだけれど、じつは戦車というのは意外ともろい兵器で、とくに、近くに寄ってくる歩兵はかなり危険な存在らしい。
戦車のなかから車外を見る手段は限られており、近づかれて手榴弾や火炎瓶などで攻撃されたら、狭い車内を爆風が反響して、乗組員は基本的に全員死んでしまうのだという。……それをさせないためには、ある程度距離があるときから、機銃をバシバシ撃って、とりあえず近づかれないようにするしかない。
この「タンクマン」は手榴弾も火炎瓶も持っていなかったとは思うが、そんなことは戦車のなかにいるひとにはわからない。けれど、彼ら、――とりわけ機銃の引き金を握っていた人物は引き金を引かなかった。
そのひとも、立ちふさがったひとと同程度に偉い、というのがそのコラムの趣旨だった。