ハイライトで見た試合 2

 

 本当はぜんぶ観たいんだけど、世のなかにはできることとできないことがある。……神様はできることとできないことを見分ける力を(そしていざというときにはすべてをあきらめて仕事を辞める決断力も)僕に与えてくれたので、とりあえずいまはハイライトを見て、この美しいサッカーの完璧な全体像がどうだっただろうかと想像を巡らせるのみである。

 

マンチェスター・シティvsリヴァプール

 イングランドの優勝候補、……ひとたび波に乗れば何連勝もできて、たまに負けてもそのあとまた何連勝もできるような非常に強い両チームがまみえた天王山だ。……と思いきや、過密日程のためかこれまではどちらも思ったほど勝ち点を稼げておらず、どちらも中堅チーム相手に印象的な大敗まで喫してしまっている。

 今回もなかなか固い試合となったらしい。個人的には(困り眉がキュートで、シュートを決めたあともシュートを外したみたいな表情になっちゃいがちな)ガブリエウ・ジェズス選手を応援しているので、得点のシーンのトラップにはしびれましたわ。

 

TSCバチュカ・トポラvsFCSB

 サッカーのひと試合が後世まで語られる名勝負となるためにはどんな条件が必要だろうか。実力に差があるチームどうしの思わぬ拮抗した戦い? 主力選手の(できれば複数名)欠場? 試合途中の(できれば複数枚の)レッドカード? アクシデントによる試合途中の主力選手の交代? たくさん入るゴール? シーソーゲーム? 試合終了間際の、運命を決めるゴール?

 

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 ……いまあげたような要素を重視するのであれば完璧な名試合がヨーロッパリーグの予選で行われたという。ブルガリアの名門FCSBとセルビアの決して強豪ではないチームTSCバチュカ・トポラの試合は、確かにぜんぶ乗せの、こんな感じのすごい試合だったみたいだ。

 

FC岐阜vsカターレ富山

 むかし札幌に在籍し、インターネットではさんざん「スペランカー*1と揶揄されていたがいざ試合を見ると、そのポテンシャルに感動してしまう、パウロン選手というディフェンダーがいて、そのパウロン選手が岐阜に加入するというので気になってちょっと直近の岐阜さんの試合を見てみた。

 ハイライトしか見ないと、これはこれでいろいろな試合を興味本位で見れて良いものですね。岐阜はあいかわらずベテランの名がならぶいぶし銀のチームだった。頑張れパウロン!

*1:怪我が多くてぜんぜん試合に出てくれない選手をこう呼ぶ慣習がある。