聞いている音楽♪♪

 

 今日も自分の好きな曲と「聞く」以外の関わりかたをしていくぜ。

 

 会社でとなりの席に座っている上司で、炎上案件を抱えていて、すこしでも炎上案件に集中しようと今日僕に6ページもの重い企画を丸投げてきた(締め切りは来週月曜だというのに)おっちゃんが、丸投げの前日に僕をつかまえておすすめしてくれたのがこのバンドである。

 聞いてみると、なんとまあ僕にとっての音楽の原体験のような曲で、ちょっと夢中になって聞いていた。カナダ、ブリティッシュコロンビア州のラングリーという町出身のバンドで。イントロ部分の、ポップなメロをなぞるパンクなギターが流れると、僕の中の「原」の部分が「これ大好き!」とうれしそうな顔で話しかけてくるのです。

 

 タイトルどおりのサビの部分、「パンプキン、パンプキン」という部分のゆらっと揺れるような懐の深い雰囲気がとても好きなこの曲。「パンプキン、パンプキン」のあとは「You gonna kill me」と続き、もういちど「パンプキン、パンプキン」と繰り返す。そのあとは「la la la」となる。こういう歌いまわしには名曲の雰囲気が漂うので、非常に手慣れた印象を受ける。

 

 Jamie Tさんの「Rabbit Hole」にも夢中になっていたわよ。エンジンは暗転の時間のうちにかかっていて、速度に乗りきったところから始まる! ……みたいなはじまりかたがとてもいいですね。全体的に雰囲気とノリで走りきっちゃうところに良さがある曲なのだけど、メロディーの切り替わりにけっこうバリエーションがあって、すっと聞けてしまうのに密度がある。

 畳みかけるようなラストも素敵わよ!

 

 一階のかっこよさを求めているのか、そのかっこよさをちょっと茶化すみたいな二階のかっこよさを求めているのか、個人的にはいまだによくわかっていないこの「スカ・パンク」というジャンルの音楽なのだけど、このThe Interruptersの「She's Kerosene」はそのふたつの階にまたがってかっこいい。

 こういう「男」っていうイメージのあるジャンルで、フロントマンがはちゃめちゃかっこいい女性というのも良いですよね。従えている感じの。

 

 略称も本名とおなじくらい浸透しているが、「TSOOL」とあるこのバンドは縮めずに言うと「The Soundtrack of Our Lives」、なんというエモエモしい名前だろうか。

 これも僕の「好き」の源に近いところを狙ってくるバンドで、高尚さへの欲求や新しいものへの偏好が弱まってくるくらい酔っ払って、「好き」が無防備になってきたころに聴いていつも涙を流している。

 じつは、ノエル・ギャラガーの大好きなバンドでもあるらしい。