2020-07-04 短歌 14 この僕はどこまで走れるんだろう 知恵の木の実を頭にのせて ふわふわとお空を目指す風船は世界と糸でつながっている 欲ばりになってもよくて大雨のあとの森へはきのこを狩りに 月の輪郭をなぞってふんわりと撓んだガードレールの危険 充電器忘れた人は充電を大事に使っている帰り道 両親が殴りあってる音がする 飛んでいる夢の終わりのほうで