2020-06-26 短歌 13 たえまなく変化があって耐えられぬ人は海へと下っていった 雪光る街を歩けば君がいる僕は透明人間またね 手のひらに紙風船を乗せてたら風が強くて残念だったね 風に揺れる空き教室のカーテンは幽霊だけど歌がうたえる 友達じゃなかった人とも友達になれてやっぱり甘いコーヒー 海に流した船に今さら追いついて 懐かしい船 恥ずかしい船 僕たちはビニール袋をかぶってる 透き通っている七つの光