自分の大喜利に点数をつける 7

 

 お題の文脈を破壊して、そこにほかの場所からまたそれ自身の個性的な背景を持つワードを無理やり持ってくる、という形式のボケになっていて、「解剖台の上でのミシンとこうもり傘の不意の出会い」と言ってしまえば格好はつくのかもしれないけれど、大喜利に回答している側にとっては「これ、へんな面白い言葉言っとけばなんでもいいんじゃないのか?」という疑念がぬぐえない、すこし問題含みの手法でもある。

 僕にとってはけっこう面白いのだけど、方法論的にどうなのか、そして面白くないひとにとってはぜんぜん面白くないのではないか、という方向に真剣に考えざるを得ない。それらすべてを考慮の上で、31点としたい。

 

 なんでもないときは「トイレ」、では、フォーマルな場では→「フォーマルトイレ」という、その場に当てはめることはまったく適当ではないけれどまあ通ってはいる理屈を当てはめたところ、面白みが出る、という王道ともいえる形式のボケである。

 理解までにちょっとラグがあるので爆発力には欠けるが、ユーモアとしては文句ないでしょう。「フォーマルトイレ」という、存在しない言葉がとても良くて、みなみのうお座という星座にある代表的な星に「フォーマルハウト」というのがあるのですが、なんかそれを思わせるところもあって詩的にすらなっている。

 85点くらいでしょう。

 

 本気を出していないな俺。面白いこと思いつかなかったからまあダメもとでこんなもんで行っとくか感がすごく出ているように感じる。大喜利大会に出ているわけではないので、思いつかなかったらツイートしなければいいだけの話なのだけど、それでもなんかツイートしてしまうのはSNSというものの恐ろしさなのかもしれない。

 このままだと6点くらいなのですが、せっかく掘り起こしたのでなんとか面白くしたい。これを書いている時点でなんのアイディアもないんですが、ちょっと、5分だけ考えてみます。

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命 is 儚

 3点! ……合計して、最終結果は9点です。