2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

CL、ELがいつのまにかセミファイナル ほか

CL、ELがいつのまにかセミファイナル こちらの回でも推し語らせていただいた「プレチャン」がチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのベスト4が出そろった、ということをきっかけに、このふたつの大会の優勝チームを予想する、という動画。 理由(僕の愛し…

ひさびさのJリーグ中立観戦

昔、DAZNを契約したてのころは、サッカーの試合がたくさん見れるのがうれしくて、自分の推しのチームが関係ない試合もよく見たものだった。土曜日や日曜日になると、14時から時間をずらして19時くらいまで開催される一日の試合をはしごして見た。 16時からコ…

「宇宙よりも遠い場所」 6話

「宇宙よりも遠い場所」については、すでに多くの議論が尽くされていて、語られるべきところはすべて語られているように思う。 ……ただ、6話だけ! 6話だけはもう本当に僕に語らせてほしい。繰り返しになってもいい、語りたい。12はもちろん、他のものもぜん…

20人くらい

インターネットのだれでも見れる場所で、とくにほかからなんのつながりも持ちこまず、作ったものを公開するということをしていると、だいたい20人くらいが足を止めてくれる、……という体感がある。 7年くらいまえにインターネットのべつの場所で、ちょっとし…

エイミー・C・エドモンドソン『恐れのない組織』

モラスはスタッフが何も言わないことに気づいて、じっくり考えた。おそらく、もう一度やってみようと思ったにちがいない――問題など一切起きていないかのような反応を改めてもらうために、専門病院が複雑でミスの起きやすいところであることをもう一度説明し…

短歌 31

蝙蝠が罪を重ねて飛ぶ日々の法定速度の幸せだった 「罠だ」って誰もが言うよ 目印は海岸倉庫の落書きひとつ 血を売れば暮らしてゆける あたたかくべちゃべちゃしている僕らの命 大人へとなりゆく君に裏切られつめたいままだ僕のソプラノ 妹もここを気に入り…

「移動なし」祝祭日

「もしきみが幸運にも2020年に東京に住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうとも東京はきみについてまわる」っていう書き出しで、いま修業時代を過ごしている未来の文豪の皆さん、オリンピックに沸く東京での暮らしや友人との交流の日々をノスタル…

選手は同じだが、監督が違う~20/21プレミアリーグ第29節 トッテナムvsサウサンプトン~

プレミアリーグ史上最年少でゲームの指揮を執ったわずか29歳の監督*1は、そのおなじ試合でプレミアリーグ史上最年少の勝利を手に入れた。 スクランブルの監督就任だったこともあり、その監督――ライアン・メイソン自身のもつビジョンだったり、思想がピッチ上…

今夜聞いた曲♪♪♪♪

ふつう音楽や本や映画の趣味というのは、趣味で集まった者どうしでないかぎり合わないものですが、最近会社の先輩と話していて、パンクロックが好きって話になって、The Clashが好きだというの話したけど「?」って感じで、半分諦めながら、「その系統でほ…

さりげなさと重大さの奇跡的な両立~志村貴子(原作:藤野千夜)『ルート225』~

まずはAmazonとAmazonに収集された僕の個人情報に感謝をしたい。どちらが欠けていても、藤野千夜さんの『ルート225』を志村貴子さんがコミカライズしたという神本がこの世にあると気づくことはできなかっただろう。 ルート225 (シリウスコミックス) 作者:…

100の好きな名前 上

「名前」ってじつは、なにについているかに限らず、良いんですよね。リズムがあったり、おっとするような言葉の並びがあったり、そして時には思いが込められている短い詩なんですよ。そのものに対してなにも知らないのに、名前だけを見てびびっと来ることと…

アイロニスト批判が刺さった~アラスデア・マッキンタイア『依存的な理性的動物』~

3年くらいまえに、「関心事について書かれているのではないか?」と思って購入したけれど、まあ~読まなかった本を今さら*1読み、自分のことのようにひきつけて感じるものがとてもあった。 依存的な理性的動物: ヒトにはなぜ徳が必要か (叢書・ウニベルシタ…

洋楽でしりとりがしたい

しりとりがしたいというのは嘘で、いつかその順番通りに聞き返すための、緩やかな理由でつながった音楽の列が欲しいのだ。 それで、曲のタイトルを使ってしりとりを、いまのうちにしていくことを思いついた。ただ、文字単位のしりとりだと曲どうしのつながり…

享受・解釈・結晶化~ジョン・ハスケル『僕はジャクソン・ポロックじゃない。』~

かれは生まれて初めて自分の世界の柔肌から手をさしのべ、人間的な接触をしたい気持ちにかられる。その気持ちにしたがい行動に出ようとするが、そうすることは自分の世界から出ていくことを意味する。いったん外に出たら、かれは世界のない人間になってしま…

1日を24時まで過ごして

1日を24時まで過ごして美しいくらいの僕たちの失速ポケットの中には使いそびれた20代の宝石3まで数えたところで止まっちゃったカウントダウン取り返しのつかない祭りの失敗花火のない河川敷を友達かたっぱしからかけた繋がらない通話の呼び出し画面を車のド…

すごいぞ、議事録マン!

最近はインターネットをたくさん見ている。とくに先日、となりの席の上司が「トリチウム水が放出されるらしいぞ」と話しかけてきたのに対し、「やばいっすね!」と答えてからは、たくさん見ている。 この処理水ポータルサイトというページがとても良かった。…

莫言とマジック・リアリズム

なんだったか忘れてしまったけれど(たまたまいま忘れてるだけとかではなく、まったく思い出せる手ごたえがない)、なにかで、莫言とマジック・リアリズムの話を読んだことがある。 莫言はマジックリアリズムで小説を書いていると言われているが、たとえば『…

東海オンエアおすすめ動画~同世代編~

愛知県岡崎市にある私立校、岡崎城西高校の同期メンバーを中心に結成された6人組YouTuber「東海オンエア」は、現在では日本でも屈指のトップオブトップクリエイターである。 ……そしてこの、東海オンエア。メンバーがほぼ僕と同じ世代*1なんですよね。同じ世…

ミライモンスター

金曜日の夜から友達の家に2泊していた*1。なぜそのような運びとなったのかはよく思い出せないけれど、ずっとひとりで家にいることが常態化*2していたこの冬の生活習慣、……の終わり、ひとつのサイクルが終わりかけているということが可視化されて、個人的には…

プリントを裏返して

プリントを裏返してこの宇宙の勢力図を書いたいまは赤色の帝国が圧倒しているがいずれは緑や青がまとまりを取り戻すだろう 物理学がとらえたのは繋がりあう孤独のすがた夢のなかでみる入れ子状の複雑な夢1日の隙間に散らばるもっとも崇高な時間 プリントを表…

短歌 30

UFOよこの指とまれというように僕らは空へタワーを建てた 夏休み 飛ばすまえには忘れずに紙飛行機の重さを量る 球殻が空を覆って僕も君も植民者たちの遥かな子孫 アイロンを国旗にあてて式典のまばらな鳩を許してあげて 屋上にあってエデンは近すぎる そこか…

最近ポイントが高かったWikipediaページ 5

漫画「HUNTER×HUNTER」には「グリードアイランド編」という、ゲームのなかに入りこむシナリオがある。ゲームの世界には100個特別なアイテムがあって、それを集めるとクリアとなるのだけど、……そのクリアに必要な(けど物語のなかではいくつかを除いてまあ出…

弱者男性論を見るたびにちょい切ない

(弱者男性論については、例えばこの記事などをどうぞ) インターネット上で「弱者男性論」という議論を見るたびにちょっと切ない気持ちになる。 この「弱者男性論」という議論は、「強い職業とか社会的立ち位置とか、外見だったり内面の魅力を持たない男性…

文学好きになったきっかけ、1冊目、2冊目、3冊目

最近は文春オンラインとか東洋経済オンラインとかの記事を読むほうが好きになったのであまり読んでいないのだけど、自分のいちばん好きなこと、と言われて自分のなかで真っ先に思い浮かぶのは「文学作品を読む」ことだと思う。 もともと本を読むのは物心つい…

ドドメ色

最近、色にはまっていて、色のついているものがあったら立ち止まって見つめたり、人間が色を知覚するメカニズムについて調べたり、カラーセラピーを受けたりしている。 たまたま受けたストループ検査*1は、受けた経緯こそ不本意だったものの、わりにポジティ…

青砥~立川~青砥

ふだん、なにもない日は外に出ない(なにもしなくていい時になにかをするのはもったいないので)のだが、今日はちょっと、なんとなく、「どっかに出てもいいな」という気分になった。 お出かけはコスパが悪く、家を出た時点でサンクコストが生じ、期待値はマ…

好きな曲 AtoZ

見てのとおり好きな曲を、頭文字A~Zまでひとつずつ挙げて、プライベートなプレイリストを作ろうってだけですよ。プレイリストっていうのは、人生にあればあるだけいいですからね。 他のプレイリスト: シュガーソングたち - タイドプールにとり残されて 1…

短歌 29

消し忘れデスクライトの光る朝 ひとりで生きることのぬくもり 好きな歌を歌い終わった人たちがお金を払う朝のカラオケ 着古した僕のコートのポケットはお前のごみ箱じゃないんだけど 朝が来たら微笑んでくるカーナビの「都市のことなら私にまかせて」 ぼくと…

「ベスト・フレンド・フォーエバー」

インターネットの創作を読むのが好きなのだけど、そんな中で「どう考えても1回文学を通ってからここに来ているでしょ…」みたいな作品を見つけるととても興奮してしまう。 「ガールズ&パンツァー」の二次創作作品である「ベスト・フレンド・フォーエバー」も…

ひとこわ

それなりに長いあいだ間近で見てきたので、自分という人間がどんな人間なのか、すくなくとも世界にいるだれよりも理解しているつもりである。 そういう立場から自信をもって言わせてもらうと、やっぱり僕は、びっくりするくらいひとのことを恐れている。他人…