2020-06-29から1日間の記事一覧

高田敏子『月曜日の詩集』

「海」 少年が沖にむかって呼んだ「おーい」まわりの子どもたちもつぎつぎに呼んだ「おーい」「おーい」そしておとなも「おーい」と呼んだ 子どもたちは それだけでとてもたのしそうだったけれど おとなはいつまでもじっと待っていた海が何かをこたえてくれ…