愛知県岡崎市を拠点として活躍する6人組YouTuber「東海オンエア」。2020年はYouTubeのチャンネル総再生数ランキングで日本2位となる結果を残し、年末には初めての地上波冠番組も放送されている。
しかし、動画投稿歴8年目に差しかかる彼らは、他の多くのYouTuberと同様、活動のなかで多くの犯罪行為をしている。今回はそのような犯罪動画を紹介していきたい。
「1ヶ月間てつやの財布からお金を抜き続けたらいくら貯まるの？」は、お金にルーズな友人の財布からお金を大胆に万単位で抜いていったら、果たして何万たまったころにさすがに気づかれるのか、ということを検証した企画であり、窃盗罪の構成要件を満たしている。
2018年の東海オンエアを代表する傑作動画であり、6分という短い尺のなかに良いところが詰まっている。最終的には得した気分になっているのも良い。
2021年にはスピンオフとして逆バージョンの「毎週てつやの財布にお金を入れ続けたらいつ気づくの？」も制作されたので、そちらもどうぞ。
家庭内における不法侵入は帰宅と捉えられる場合がほとんどです。
実家を「法律が届かない場所」と規定し、そこで外でやってしまったら捕まることをやってローリスクでスリルを味わう方法を紹介しているのがこちらの「絶対に捕まらない家庭内軽犯罪講座！」である。
東海オンエア、家族が出てくる動画はだいたい面白いのですが、そのなかでもちょっとマイナーなこちらをあえてチョイス。リーダーであるてつやの実家は東海オンエアでは頻出なので、このあたりの深さまではしっかり押さえていきたい。
信頼関係のある友達どうしであれば殺してもまあおふざけですむだろう、という判断から企画が出され、撮影まで行われたのがこちらの「1番スマートにてつやを｢暗殺｣できた奴の勝ち！」である。
てつやが暗殺対象となり、残りのメンバー5人がそれぞれに趣向を凝らした暗殺を行う。ひとりひとりがいろいろ考えて企画に沿うような面白いことをやって、それを持ち寄ってみんなで品評するという、間違いないフォーマットの動画なので、その通りに面白い。
最終的にジョジョの奇妙な冒険第四部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する吉良吉影のスタンド「キラークイーン」が登場し、作品のリアリティラインはおおきく変更されてしまうが、そういうドラスティックな部分も含めて愛すべき動画だと言えるでしょう。
作中で虫眼鏡の評判を下げる動画が出てくるが、こちらはふつうに名誉棄損で立件可能とかになるのかもしれない。
