妄想のなかのアイドル研究部

 

 ……すこし昔に、「周囲の状況とそこに置かれたキャラクターの行動や様態の記述、あるいはそれを接続詞でつないだ2から3の複合的な記述、……という形式でなされる二次創作」が良いという話をした。みんなもやってくださいね、みたいな感じで回は終わりにしたのだけど、じつは僕自身もけっこうやっていて、それをちょっと振り返ってきたい。

 

 だれがだれのぶんまでお金を払うか、というのは個人的にかなり好きな関係性フェーズで、けっこう日常生活でも注視してしまう。基本的には個々人というよりはそれを含むコミュニティの暗黙のルールで決まるものだけど、……こういうふうにそのコミュニティのルールを外れた個人的なおごりおごられがあるととても良くないですか、という提案です。

 

 個人的なりんぱな感のセントラルドグマとなるのがこれである。「NO」と言いたいときに「NO]と言えないのが星空さんで、「YES」と言いたいときに「YES」と言えないのが小泉さん。アニメでの二人の描かれかたを端的にまとめるとこういう対比になるんじゃないでしょうか、非常に自信のある解釈です。

 

 μ'sのこのパロはぜひどこかで見たいんですよね。海ほたるに収監されるけど囚人仲間のマンガ家たちと脱獄する園田さんとか、歌舞伎町の飲食店でバイトして「ペレストロイカ」する絢瀬絵里さん、ともだち事件を調べようとしてたら再教育施設に送られて「ぴええ」となる小泉花陽さんなどがあってほしい。

 

 西木野さんがクラスでこの立ち位置になっていると嬉しい。ふだん来ないけどだれか特定のひとをかませたら来ないこともない人って良いですよね。

 

 よくわからないタイミングで自分の力をあけすけな言葉でふつうに言う西木野さんが存在していてほしい。