1曲目 Sheep~song of teenage love soldier~
あまあまポップでキュートなメロディラインを持つこの曲をぜったいに星空凛さんに歌ってほしい。これで何度になる?言えない言葉は「君が好き」というメジャーな響き、からはじまって、"Keep on lovin' you I love you from my heart"、で終わるハッピーエンドな歌詞も凛ちゃんっぽくてとても良いのではないでしょうか。
ポルノグラフィティはギターとボーカルの二人組バンドのわりに、リフをギターにこだわらないところがあって、そういう曲は結果音色的に特徴のあるリフになっていて、それが曲の空気感を決めていて決まってる! みたいになっていることが多い気がする。「Sheep」もその空気感で一本勝ち!って曲で、とにかくかわいい。
2曲目 幸せについて本気出して考えてみた
それなりに深く悩んでいることを、ちょっと軽めに語ってみて、それで自分や周りにいるみんなを明るくしようとしている。そんな明るい語り口のなかに、切ない本音が、かすかに漏れる。だけど全体としてはからっと晴れやか。そんな感じの曲で、それが作中の星空凛ちゃんの動きになんとなく重なっている。
シングル曲で、ファンにも親しまれていて、ライブでもよく演奏される曲なのだけど、決して主役になることはない曲で、……でもたまに思い立って聞いてみると、味わい深いんですよね。
3曲目 うたかた
あなたまではひどく遠い だけど足を止められない
道の途中は目に映らない
オリエンタルなミディアムバラード。ちょっと歌謡曲チックな歌い方でもあるので、Lily Whiteな星空さんにはじつはぴったりな曲なのではないでしょうか。
シングル曲にするつもりで作った曲らしく、ポルノファンなら誰しもこの曲にはまった一時期がある曲だとは思うが、その中途半端な存在感があだとなってかあまり演奏される機会は少ない印象。
4曲目 何度も
みんな誰かに出逢って
そして時には惹かれあって
でも少し嫌いになって
また好きも少し増えて
足したり引いたり 今いくつだろ
これは個人的に重要な、人生の一時期を支えてくれた曲で、いまでもこの曲ともうひとつポルノグラフィティの好きな曲を並べたパスワードをパソコンのロック解除に使っている。もし僕が突然死したあとパソコンのデータをサルベージしたい人がいればこの情報を有効に使ってください。
猫が出てくる曲で、すこし言葉足らず。夜の曲で、こころの湿っぽい部分が湿っぽくなり過ぎないように慎重に語られている。そんな感じが星空凛さんアトリビュートに思うのでした。
次回、南ことり編でまたお会いしましょう。