短歌 8

 

賜物を受けるときにはほほえみを絶やしてしまうね僕の幼さ

 

 

湾岸をつねに走って黒々と猫集団のひとつのいのち

 

 

きみひとりぶんのぴったり重力をありがとうかけてくれて おやすみ

 

 

友達とチャリで遠乗り 花粉症 一度なったらもう戻らない

 

 

朝が来て一輪挿しにささってる愛咬された赤いストロー

 

 

そして歯をみがいて眠るだけなのに不安になって髪をさわった